電話078-303-5201 (直通)
住所:神戸市中央区港島中町 6-10-1 ポートピアホテル31階
ランチ11:30〜14:00 (L.O.)、ディナー17:30〜21:00 (L.O.) 土日ディナーは17:00〜21:00
定休日:月曜日
ポートピアホテルの31階
2012年8月
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この回の点数評価は<8、3.5、4=15.5点>
食べたもの
◎グジェール 胡椒のスティック キスのフリット
◎トマトのスープ 明石のタコ入り
◎丹波を中心とした兵庫県産有機野菜とフォアグラのサラダ仕立て オレンジ風味
◎リ・ド・ヴォーと丹波産ポテトのデュオ、川津海老のフリカッセ
◎マドレーヌとヨーグルトのアイス
◎ライムのタルトレットと丹波産シソのシャーベット
◎小菓子
昼に夜のコース、アラカルトを頼むこともできる。詳しくはお店のHPを参照。
メニューは意欲的で、ホテル客だけでなくフランス料理を好きな人に広く開かれている内容。 シャペル時代からの素材を生かしたシンプルなヌーヴェルキュイズィーヌに加え、21世紀のあたらしい軽やかさが加わる。
とはいえ基本はランチであってもアラカルトのヴォリュームを持つ、質量ともにしっかりとした料理。前菜のフォアグラサラダは形だけフォアグラが使われていると思いきや、テリーヌ状のものがどっしりとまではいかないにしても十分な厚さで2切れ真ん中におかれ、まわりを人参、胡瓜、ビーツの薄切りが飾られている。
当日はメインが1品というコースを選択した。どっしりとしたリドヴォーが中心に鎮座しつつ、1/3はエビや甲殻類のソースにニョッキが合わせてある海の料理で、肉と魚介の両方を味わえる趣向となっていた。
コースそのものは前菜、メイン、デザートというオーソドックスでシンプルなものながら、アミューズが2品(そのうち一つはスープ仕立て)、アヴァンデセール、グランデセール、小菓子、さらにギモーヴやヌガーといったフランス三つ星クラスでおなじみのシャリオがつくので、ランチでも最低2時間はかかる堂々たる構成。
店が新しくなったからかサーヴィス陣も新たな気持ちになっているみたいで、気持ちよく過ごせる。ホテルサーヴィスに特有の慇懃で、しかも無礼にならない距離感がある。スタッフも多く細かいところに気がつき、アレルギー対応も徹底している。ただデザートの頃になると他のレストランと同じくなぜか目が届かなくなる傾向があったのが残念。