電話 086-222-3505

住所：岡山市中央町7-5

休み：日曜、祝日

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鯛、きす、とろ、うに、さより、ままかり、赤貝、赤貝のひも、ほたての貝柱、いか、剣先いか、いいだこ、さば、いくら、穴子、卵、鉄火巻、味噌汁

メモ

• 西の横綱として名高いお寿司屋さん。おまかせで、ひととおりのネタを食べました。
• 最上級のネタを使っていることはいうまでもなく、十分な厚さ、大きさで、しかも食べやすさも考え尽くされている。したがって香りはともかく、見た目、歯ごたえ、味とどの面でもうならされる。
• 特に印象に残っているのは、とろ、うに、赤貝、いいだこ。
  ・とろは脂ののりかたがこれ以下でもこれ以上でもダメというぎりぎりのところでバランスがとられており、しゃりとの相性も抜群。
  ・うには北海道産。ほどよいくさみがあって、いやそれがくさみではなく甘味になっている。量もてんこ盛りで、一口で食べられるかなという大きさだけど、その実、ちょうど口にはいる量で、贅沢感が残る。
  ・赤貝は天然もの。入荷量が少なく、半分だというが、それでも厚味が口腔内でここちよい。
  ・いいだこは、「はじめはふーん。でも食べすすむごとに味わいがでてきてただものではない」という「噛むごとに進化する寿司」。この「おいしくなり方」はアラン・デュカスを思いださせた。
  ・総じて、今まで食べていた「お寿司」とは、名前が同じだけで、全く別世界。
  ・あなごのみ、もう一段上の味があるのでは、と感じた。夏の昼にこちらで「ばら寿司」を食べた時、そのふっくら感にカルチャーショックをうけたが、今回はその点がややもの足りなかった。
• この店は、寿司店だが、じわっとくるレヴェルの高いサーヴィスも特徴。
  まず、ネタの好き嫌いの有無だけでなく、しゃりの大きさ具合をきいてくれる。また、子連れだったので、わさびの具合もあわせてくれる。
  そして気が付くとお好みの寿司を程よい量だけ食べており、心地よい満腹感。おまかせの極意ここにみたり、というお手本のよう。
• ご主人と話してみると、パリのなだたるフランス料理店を食べあるいており、あちらの夢のようなサーヴィスに共感しているとのことで、このお店の居心地のよさに納得。
  敷居が高い名店にもかかわらず、リラックスしてゆったりと食べられる。
  ・和食の最高峰の一つなのに、レストランという言葉を思い出させる。その語源「休息して気力・体力を回復させる場」がここにある。
• 朱塗りのカウンター、備前焼きの茶わんをはじめ、備品も１級品。
• おまかせのお寿司、１人前１万円〜１万１千円。今回は４人で49875円。（飲んだのはお茶のみ）
• 今回の個別評価は（８、４、４,５＝１６,５）。寿司の最高峰の味を他に知らないので、味はとりあえず４つ星とした。

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