平凡・単純な巨人ファンの貴男。

お待ちかね、今日は、長嶋監督よ。

長嶋監督の特徴的なはなし方は、もうすっかりお馴染みだから

ここでは、別の面白い話よ！

真紀子の伯父さんに当たる人が「セキュリティーのセコム」で

営業の仕事をしているんだけど、ある日、メンテナンスで長嶋監督の家に

おじゃましたときの話。

（ご存じ、長嶋家では、セコムをセットしてあるからね。）

監督のところは、お忙しい家庭だからなかなか時間の都合が付かず

結局、朝早く来てくれということになったので朝の９時におじゃましたら

丁度、その日はナゴヤ球場へ移動する日で、監督が大きな荷物を持って家を出るところだったんだって。

伯父さんも「あ、いつもお世話になっております。今日から中日戦ですね、頑張って下さい、

私も応援していますから・・・いってらっしゃい」と挨拶をして見送ったらしいわ。

で、伯父さんがシステムの点検をしていると「ピンポーン！」と鳴った。

奥さんが玄関に出てみると、そこには３分ほど前に出ていった監督が立っていた。

その時、伯父さんが近くで聞くともなしに聞いていたご夫婦の会話を入手しましたのでここで再現します。

奥さん：どうしたの、何か忘れ物？

監督：うん、定期入れに大事なモノを入れ忘れた！

奥さん：あら、気が付かなかったわ、ごめんなさい。何、それ？

監督：うん〜、お前の愛情だよ、愛情。

奥さん：ポッ！

真紀子、伯父さんに「ウソでしょう？」って言ったのよ。

そしたら、決して作り話でなく本当のことなんだって！

もし、そうだとしたら、あの監督、「良く言うわ」よね。

真紀子、こういうのに弱いのよね。

長嶋監督を好きになっちゃったら真紀子、どうしようかしら？

いかん、いかん、何時もと調子が違うナ、今日は。

監督は、清原、高橋由伸の不調と、それによるリーグ成績の悪さを何か他のモノで補おうと必死だったんだと思うけど、

それにしても、・・・よく言うわよね。

ちなみに、このときの中日戦は、サンザンだったそうよ。

フンッ・・・だ、ざまぁみろってんだ！

だいだいね、大切な試合を前にしてよ、

奥さんにどんな後ろめたさがあるのか知らないけど、天下の迷監督（？）が朝のハヨから、

ヌラヌラーッとしたジョークを、しかも、側にアカの他人がいるにもかかわらずよ、

何ら戸惑うことなく

恥ずかしげもなく

顔色一つ変えずに

ズケズケーッと・・・言うナァーッ！

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