真紀子、DVDを買おうかな?と思っているの。

特に必要という訳ではないけど、らしくなく、トレンドに取り残されるのが耐えられなくて・・・愚かな真紀子。

先週、会社の近くにあるパソコンショップに行ったんだけど定員が、ヒドイ造りの男の子ばっかだったから、

直接、彼らから説明を聞く気にもなれずカタログだけを貰い、ついでに近くのお寿司屋さんで950円のランチを食べてきた。

美味しかった。

ビールを飲みたかったけど、会社をクビになったら困るから我慢した。

家に帰ってから、そのカタログをゆっくり見たんだけど、そこでとんでもないことに気が付いたの。

というのはね、どこのメーカーも機能はほとんど変わらないでしょう?

となれば、私達が注目するのはデザインとか使いやすさとか価格。

真紀子もご多分に漏れずそういう順序で検討したんだけど

結構気に入ったのが見つかって、さて、値段は?と思って見てみたら、ナント、「オープンプライス」とある。

なんだこりゃぁ?

モノを購入するに当たって極めて重要な判断材料である製品価格が、分かったような分からないような表現でいいと思っているの?

真紀子は、不満だわ。

不愉快そのものよ。

だって、メーカー側の意図が見え見えでしょう?

メーカーは、販売店に対して「製品は、客を見て売れ」と指導してるの。

つまり、お金を持っていそうな客とか金銭感覚が麻痺していそうなアホが来たら思いっきり高く売れ。

逆に、生活保護者とか口の軽そうな客(口コミで宣伝効果有り)には、可能な限り安く売れ・・・という指示を出しているのよ。

真紀子ね、先日、秋葉原のソフマップへ行ったとき、偶然、事務室の机の上に置きっ放しにしてあるその指示書を見たんだから。

頭に来たわ!

もっと許せないのは、真紀子に提示してきた価格が他のお客さんに売っている価格よりはるかに安かったということ。

いたくプライドが傷つけられたわ。

だから、今回は、DVDの購入は・・・ヤメた。

この際、販売店のヒトに言っておきたいの!

安く売れば全ての客が単純に喜ぶと思っていたらそれは大間違いよ!

客の中には、自尊心、矜持、プライド(全部同じ意味だね)、見栄などと財布の中味を秤にかけて、

時に値段が高くても敢えてそれを購入するということがあるんですからね。

あーあ、今月は、飲み会が多かったからお小遣いが底をついちゃった。

ねえ、美雪ちゃん(妹)、真紀子に1万円貸してくんないかしら?

お願い! お姉ちゃん、お金を借りられるんだったら何でもするから!

土下座、ハダカ踊り、下着の洗濯、人前オシッコ、ボラギノール買い、

お医者さんごっこの患者役、水着からはみ出るヘアー脱毛の手伝い・・・。

ん? 自尊心、矜持、プライドって何だっけ?

 

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