大手玩具メーカーのタカラが開発・販売した「バウリンガル」が

巷で結構受けているわね。

貴方、知らない? 遅れてるわよ。

要するに、犬の鳴き声を分析して、

その犬が何を考え、人間に何を訴えようとしているかを

理解できるという声紋分析機というところね。

聞くところによると、タカラは、

暇を持て余したアメリカが主宰している

イグノーベル賞の平和賞を受賞したと舞い上がっているらしい。

イグノーベル賞って何?ってんでinternetで調べてみたら

ノーベル賞のパロディ版なんですって!

この平和賞の選定条件である

「人間と他の生物が平和に共存していくために貢献した」

ということらしいわよ。

バッカじゃぁないの?

こういう玩具を製品開発したタカラさんは、

ユーモアがあるし、夢があるし、奇抜性があるし

それ自体「よくやったわね!」と言ってやりたいわ。

ちょっと見「うん、これは優れモノだ」と思うモンね。

単純なペット愛好家は、すぐに飛びつくでしょうよ。

かなり売れるんじゃぁない?

真紀子が笑っちゃうのは、イグノーベル賞の平和賞を与えると

決定した審査員の脳味噌よ。

「お笑いなんだからいいじゃぁない!」というのなら

これ以降は、読まないで下さって結構よ。

正直、真紀子も、そう思わないわけではないんだから・・・。

でも、ヤンキーの愚かさを突く格好のネタだから

これを見逃す手はないという意識が強く働くのも事実なのよ。

えーと、何でしたっけ?・・・そうそう

人間と犬が平和に共存するために貢献したですって?

バカこくでネェーッ!

人間と犬でしょう?

この関係って、常に人間様が上位、優位に位置していて

ことごとくイニシァティブをとらなければならないのよ。

それが原点、大前提でしょうが!

人間と犬がコンタクトを取りたいというのなら

人間様の発するメッセージを畜生である犬が

正確に理解するようなシステムを考案すべきなのよ。

つまり、このバウリンガルなるシロモノは

発想がまったく逆であり卑屈なのよ。

もっと言えば、人間としての威厳を自ら否定しているのよ。

たかだか畜生たる犬の発するメッセージを

人間様が理解できなかったからといって

何の不都合があるというの?

そんなことでゴチャゴチャいう犬が居たら

迷わず、即刻、手段を選ばずブッ殺してやれば良いのよ。

せっかく開発するのだったら、

人間様の発するメッセージ(命令)を犬畜生にキチンと理解させ、

盲目的に隷属させるためのマインドコントロールシステム(?)

なるものを考え出してほしいモノだわ。

えっ、その用途?

分かっているはずよ、利口な貴男なら。

超デカのドーベルマンに着装し、ヤンキー狩りに使うッ!

イラク、北朝鮮を筆頭に、いくらでも売れるわよ。

 

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