最近は、報道の自由とか国民の知る権利を隠れ蓑にして、

実のところ商業主義・儲かればよいという出版物・出版社などが多い現実には目を覆いたくなるわね。

最近の例では、週刊新潮やフォーカスの顔写真掲載騒ぎがあるわ。

過日、フジテレビの番組に週刊新潮の編集長が出演して「あの少年のやったことは少年法の範疇を越えているので・・・・」

と言い、司会者は「私は、週刊誌に顔写真を掲載したことの良否は判断できないが、

少年法が今の時代にそぐわないのではないかという問題提起をしたことにつ いては大きな意義があると思う」と言っていたわ。

とんでもない話よね。

日本は法治国家よ。

少年法第61条では「・・・氏名・・・容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知することができるような

記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない」と小学生でも理解できるような言葉で定めているのよ。

週刊新潮とフォーカスはこの法律を犯したのよ。

たぶん「それによって本が売れて金が儲かる」と考えてのことでしょうよ。

この少年法違反という犯罪を犯した社(者)に刑法違反という犯罪を犯した少年を批判する権利がどこにあるの? と言いたいのよ。

ドロボーがドロボーを裁く権利はないはずよ。

話はちょっと横道にそれるけど・・・・最近でこそ少なくなったものの、地方公務員である学校の先生がベースアップ等を求め、

地方公務員法で禁止されているストライキを打つ・・・・これもまったくひどい話よね。

その先生は、教室で生徒に対して「ルール・約束は守るべし」と教え「法律を犯してはならない」と諭しているのよ。

あわせて、多数決や議会制民主主義や日本は法治国家であるということも・・・・。

その先生が授業の途中で「いくら給料をあげてくれと要求しても、

その主張が通らないのでので、これから授業を放棄して法律違反のストライキを打ってきますからね。

ちゃんと自習をしているのよ。」とやるのよ。

いっそのこと「世の中には、ルールや法律が自分にとって不都合の場合が多々あるけど、

その時は、法律なんかクソクラエで行動を起こし、自分の主義主張・欲望を満たしなさい。」と教えたらどう?

この先生達は、自分の言動不一致に気づいていないのかしら? 

なんとも恐ろしいことね。

何が先生よ。 どこが教育者? 教職は聖職だって? よく言うわ!

自分に都合の良い権利(ベースアップを協議する団体交渉権)だけはちゃっかりしっかり行使して、

自分に都合の悪い義務(ストライキを禁止してある地方公務員法の遵守義務)は

果たさないような先生に「ルールとはナンゾヤ?」を教えられてはたまらんわよ。

どこに他人を教育する資格があるのよ。

話を元に戻そうね。

先ほどの司会者の発言の間違いは、「問題提起をしたということでは意義あり」と言っているが彼(週刊新潮社)は、

問題提起をして議論を促したのではなく、その大切なプロセスを完全にスキップして

いきなり雑誌に写真を掲載するという実力行使・暴挙に出たのよ。

少年法が今の時代にそぐわないところがあるというのなら、そぐわない部分を改訂すればよいでしょう。

それが先決でしょうが。誤解しないでよね。

真紀子は、あの殺人を犯した少年を許そうというのではないのよ。

逆よ、むしろ極刑に処するべきと思ってるわ。

で、大事なことは、議論をし「改訂すべし」という意見を持つのであれば、

それはそれで国会議員を多数国会に送り込み法律を改正すればよいのよ。

それが議会制民主主義、法治国家というものでしょう?

それが出来ないと言うのなら少数意見と諦めて現行法に従うべき、つまり雑誌に写真を掲載してはいけないのよ。

「それでは時間がかかりすぎる。もどかしくて・・・・」と言うかもしれないわね。

何を言うの?マスコミは何時から立法機関になったの?

そんな自分勝手な理屈が通るの?

仮にその方法が許されるなら国民に等しくその権利を与えてよ。

自分の意見・主張を通すためならば、場合によっては法律を犯すことも許されるというなら、

真紀子は、殺したい男の人が3人ほど居るので今日にでも殺人をやるわよ!

こうしたマスコミの実力行使・暴挙が、報道の自由なり国民の知る権利を満たすものだとしても、

それはごく一部の国民の欲望を満たすものにすぎないはずよ。

マスコミが、そうした一部の国民の欲望充足をも「義務」だというならとんでもない思い違いであり、

アナーキストやテロリストの思想と何らかわるものでないのじゃぁない?

チミ達のやっていることは、完全にジャーナリズムの道から外れているぜよ。

真紀子が、「貴社がジャーナリズムの道から外れている」との独断で、そう独断で、

現行法律を犯したお前さんの会社に爆弾を仕掛けてもいい? 

それが許されるの?

やるわよ真紀子は、・・・・・場合によっては・・・・・本当よ。

分からずや。いい加減にしろい! 愚か者めが!

 

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