銀行の倒産騒ぎや外国資本による買収・合併・・・信じられないけど本当なのよね。

日銀が声高に特融を唱えても、預金者等の不安は一向に解消されず慌てふためき、

皆、解約へと走っている。

こうした金融不安って当事者ばかりでなく、

真紀子のように預金とか株券などとほとんど縁のない市民にとっても驚異・恐怖よね。

この倒産騒ぎをきっかけにして家庭用金庫の売れ行きがグーンと伸び始めたというのも

庶民感情として納得できるわ。

また、この新聞記事を読んで泥棒がニンマリしているというからこれまた恐ろしい。

金庫毎盗難に遭うことのないようにくれぐれもご注意ね。

こうした一流金融機関の倒産は今後も続くだろうという専門家の予測もあり、

バブル経済のツケの大きさをしみじみ実感させられる今日この頃ね。

不良債権とか総会屋対策費とかいろいろ言われているけど

結局は経営者の責任であり一般社員にはほとんど無縁の話。

なのに、とばっちりを受けて寒風の吹きすさぶ路頭に放り出される彼等が可哀想。

山一証券の社長 野沢正平っていいましたっけ?

「悪いのは私、社員は悪くない」と泣きながらの記者会見。

ああいう姿を見て一般の人、特に男の人達はどう感じるのかしら?

醜いという人もいるけど、国会議員の「妻が、・・・・秘書が、・・・・」というのに比べれば

はるかに人間的だわよね。

あの涙は、偽りではないと思うし日本人受けする会見だったわ。

ある意味で男らしい態度だと思うの。

社長、誤解しないでね。だから許せるというものでは絶対ないわよ。

でも、人間って勝手なもので、大事件が起きても

自分に直接損失が及ばないかぎり所詮、他人事なのよね。

人情だからやむを得ないと言ってしまえばそれまでだけど、

考えてみると「こりゃぁ大変だ。放っておけない」と、

人間として行動を起こすべき大事件ってたくさんありますよね。

例えば自然破壊とか麻薬・拳銃・若年女子の売春等々・・・・。

自然が破壊されて飲む水が無くなったとか身内の誰かが麻薬・拳銃・売春事件に係わったとなれば、

勇気を奮い起こして立ち上がろうとするのかもしれないけれど

・・・・そうでない限り「可哀想」あるいは「困ったもんだ」でおしまいだもんね。

人間は、冷酷な生き物だわ。

あーあ、真紀子は貧乏人で良かった。

さぁて、宝くじでも買いに行くとするか!

 

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