宇宙開発事業団が、純国産のロケットH2の打ち上げに失敗しちゃったわ。
残念無念。
真紀子がわめきたいのは、中曽根科学技術庁長官が記者会見し、
深々と頭を下げて謝るというその神経が理解できないからよ。
親も親なら子も子だわ。
ま、官僚から言われて「ん、じゃぁ、俺が頭をさげるとするか」という結論に達してのことだと思うけど
・・・ちょっと違うでしょうが!
あのね、記者会見で科学技術庁長官がとる態度としては
「コンチクショー、全力を尽くしたのに打ち上げに失敗してしもた。
グヤジィー」と叫んで歯ぎしりをすることでしょうが!
できることなら、開発に直接携わった技術者と一緒に会見に臨み、悔し涙を流してほしかったわ。
技術開発なんだから、結果が思うとおりにいかなかった場合の態度とすれば、それでいいのよ。
皆、一生懸命やったんだから。
話のスケールがちょっぴり小さくなるけどね、
今でこそ、windows95とかwindows98というエライ便利なOSが一般的になってしまったけど、
ほんのちょっと前まではwindows3.1のMS-DOSの世界で、皆、***.SYSだとか***.BATとか
自分で直接ファイル操作をしてアプリケーションを動かしていたわよね。
その時を思い出してごらんなさいな。
細心の注意を払ってやっても、コンマをひとつ忘れていたとか、パスを通し忘れていたとか、
ディレクトリーの指定が違っていた等、
ほんのちょっとしたことでアプリがウンともスンともいわないなんてこと頻繁にあったでしょう?
所詮、人間のやること。
もちろん、血の出るような国民の税金を使用しての開発だから「あら、失敗しちゃった」
で済まされたのではたまったものでないけど、
文明の利器であるコンピューターも、それを正常に動かすためには、
想像を絶するような困難を伴うということを分かってあげて!
真紀子は、声を大にしてそれを言いたいのよ。
技術者は、懸命にやっているわよ。
確かに日本の技術水準に対する世界からの評価がこのことによって大きく失墜したということはあるし、
343億円もの大きな予算が大空の彼方に散ってしまったことは事実だわよ。
でもね、予算のことを言うなら、大蔵省の対応を見てごらんなさいな。
銀行がいい加減な経営をして作った膨大な不良債権、
その尻拭いを全額キレイサッパリ税金で面倒を見てやったのよ。
それに比べれば・・・・ねぇ、純なものよ。
で、繰り返しになるけど、決して怠慢でも何でもないのに科学技術庁長官から
「スミマセンでした」は、必要ない・・・わよ。
運輸大臣がゴチャゴチャ言っていたようだけどそれは、
所詮、大蔵省のご機嫌伺いを目的としたジェスチャー。
日本という国は、とにもかくにも大蔵天国。
早晩、大蔵省は、真紀子の餌食になる要素を十分に兼ね備えているわ。
大蔵省をテーマにすれば、真紀子のHPは、質量ともに大幅UP間違いないわ。
そういう意味では、真紀子にとっては、大蔵省様々かもね?
いかがでしたか? 貴方のご意見・ご感想をお寄せ下さい。