真紀子、昨年の夏、北海道へ行った。

昨年の北海道、知床を訪れた観光客数は、約160万人だって。

すごい人数よね。

ま、多くの観光客が来るということは、地元にとって喜ばしいかぎり・・・かな。

それはいいんだけど、キャーキャー大騒ぎする前に、

ちょっとドロドロした知床について時々は思い起こしてほしいのよ。

それは、もう20年も前のことになるんだけど、

知床の森林を伐採しようとする国とそれに反対する自然保護団体が

激しくぶつかり合った「知床伐採問題」よ。

本で読んだ知識にすぎなくて恐縮だけど、

いろいろあったにしろ、結論からいえば知床の森林は、その騒ぎを最後に伐ることをやめることにした。

言ってみれば、国側が折れた形よね。

真紀子は、この知床問題に限らず自然保護団体の言い分なり行動に対して

常々疑問を感じていることがあるの。

それはね、「所詮、お主達はよそ者で、言っていることとが身勝手だ」ということよ。

仏教大学の満田久義教授(環境社会学)に言わせると、彼等は環境的エリート主義というのだそうよ。

つまり、自分達は都会で恵まれた生活を享受していながら地方(のヒト達)に対して

「自然を壊すな、残せ!」と唱えている種族だというワケ。

まったくそのとおりよ。

真紀子も、自然はかけがえのない財産だし、これを守ることは極めて大切なことだと認識しているのよ。

だけど、100%か0%かという話では、世の中回らないでしょう?

当事者でない立場では0%を求めたくなるかもしれないけど、

そこを生活拠点にしている人達のことも少しは考えてよ。

あの時、伐採反対派の中のバカ女が、木に自分の体を縛り付けて

チエンソーで伐採しようとするのを阻止したんだって。

なんのことはない、テレビカメラを意識して

世間にアピールするためのパフォーマンスだったのでしょうけど・・・・

これが見事に当たり、日本中に「伐採反対」のシュプレヒコールが渦巻いてしまったんですって。

こうなると、群衆心理的なモノもあって止まるところを知らず、

一気に声の大きい人の意見がメジャーとなってしまうものなのよね。

知ってる?

知床5湖のところにある駐車場とか知床自然センターは、

大都会から知床へ観光目的で訪れる人達のために森林を伐採して造成・建築したのよ。

動物愛護を訴えてデモっている人達が、昼飯にカツ丼を食べているんだからお笑いだわよ。

 

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