ひと頃は、同性愛者などと言うと日陰の存在、恥ずかしいものという認識だったけど、

今や何事も権利、権利の世の中にあって「同性愛のどこが悪い」という時代になっちゃったわね。

こうなると、真紀子は、 何が正常で何がアブノーマルなのかさっぱり分からなくなったわ。

こういう世相を喜ぶべきか悲しむべきか。

結論は明白。

これをアブノーマルと言わずに何をアブノーマルというの。

まったく困った世の中ね。

こうした「何でもあり」は、先進国に多いというのも腹が立つわ。

こんなことが堂々とお天道様の下で大手を振るって歩くようになるというのは、

人間のタガが緩みきっている、ブッ弛(たるんで)んでいる証拠よ。

いや、真紀子は、同性同志で愛し合うことをダメだと言っているわけではないのよ。

それこそ自由。

しかし、それはアブノーマルな形なのであるから、楽しむなら密かに、密かに、密かに、あくまで密かに楽しんでほしいのよ。

そういう慎ましさを保つならば目をつむってあげる。

それが、おかしな団体を組織し街中をデモ行進して「我らにも市民権を!」とやるから「それはやめて」と言っているのよ。

野獣も魚も鳥も爬虫類も植物も微生物に至るまで雌雄両性が原則であり、

太古の時代からそれぞれの役割分担がはっきり峻別されていて、そのルールをキチンと守ることで種族を繁栄させてきたものよ。

一部、下等生物の中には、雌雄が明確でないものとかそれぞれの役割が人間達のそれとは逆転しているものもあるにはあるわ。

だからといって、この地球上で最も進化した高等動物である人間がそれらの真似をすることはなかろうよね。

訳の分からぬ同性愛がちゃんと市民権を得て、それが世に蔓延ると・・・・いずれヒトという種が絶滅するぜよ。

それでもいいの?

勘違いしてもらっては困るぜよ!

「自由の国」とは、「何でもありの国」ということではないのよ。

おい、同性愛者のお主よ。想像してごらん。

ライオンの雄同志が睦み合い、ヒグマの雌同志で性器を舐め合っている姿を!

真紀子ならば、これを見たら鳥肌が立つけれど、

お主は「うん、ほほえましい。この自由がなにものにも代え難く見ていて美しい」と言うの?

質の良い種だけを後世に残して、強い己の子孫を繁栄させるという生存競争の原理の下では、

お主のやっていることは切り捨てられてしかるべき行為よ。

つまり、Nazi流の考え方ではないけど、

自然の法則からいってもお主は、一番先にこの世から葬り去られる存在価値のない人間よ。

密かに楽しむことについて目をつむってもらえるだけでも有り難いと思ってよ。

デモ行進をして同性愛の正当性を主張するなどとんでもないことよ。

恥を知れ、恥を! 

 

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