夜明けのガス灯って言葉ありますよね。

ぼんやりしていて存在感がない、居ても居なくても別にどうってことない・・・そんな奴を評して言うんでしょう？

真紀子ね、昨日、会社からの帰りに通勤電車の中で男性の足を踏んづけちゃったのよ。

例によって真紀子は、踵の高いハイヒールを履いているから

真紀子の方も足が「コリッ」ってなっちゃってビックリしたんだけど

その男性は、底意地の悪そうな目で真紀子をジロッと睨んできたの。

ま、踏みつけた真紀子の方が悪いんだから「失礼」って小さな声で謝ったわ。

その男性はそのままムスッとしていたんだけど、電車から降りるときに、ナント、真紀子の足を踏みつけて降りていったのよ。

これには、真紀子もビックリ！

居るんだ！いま時、こういう凄まじい男性が・・って、言葉がなかったわ。

その男性、ホームをフラリフラリと歩いて出口の方に向かっていったけど、

後ろ姿を見る限り決してそんな大胆な行動がとれる人とは思えないわけよ。

あの男性、まさか貴男じゃぁないでしょうね。

真紀子もこのＨＰを開設してから身辺に迫り来る危険をひしひしと感じる今日この頃・・・

身の回りにかなり敵が多くなった感じがするのよね。

アイツはきっと巨人ファンかアメリカナイズされた変なオジサンだろうと想像したんだけどどうかしら？

だけどね、真紀子、思うんだけど、この男性に本当の勇気があるんだったら

何も電車から降りる直前になって真紀子の足を踏みつけることないわよね。

仮に真紀子が変なオジサンに足を踏まれて頭に来たとしたら、断然、その場で即刻「ムギューッ」と踏みつけ返してやるわ。

アイツ、要するに意気地無しなのよ。

情けない腐った根性を持ったひねくれ男ってとこね。

こういう男が日本の国をダメにする。

正面から堂々と来い！　って怒鳴りつけてやりたいわ。

真紀子が最も嫌いなタイプよ。

この男は、体の芯までこういう生き方がしみついているから、

会社で仕事をする時も同じようにウジウジモタモタしているんでしょうね。

会社では、コイツを「居ても居なくても別にどうってことない奴」と評価しているはずよ・・・絶対に。

コイツ、真紀子に言わせれば「夜明けのガス灯」じゃあなくって「日暮れのカラス」ってとこよ。

いかがかしら？

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