自衛隊サンって素敵。

スナックに制服を着たまま飲みに来るという神経には、ちょっぴり不可解なところもあるけれど、

男狩りの網を張っている真紀子にしてみると、身分証明書を見せて貰っているのと同じ事だから話が早くて便利。

自衛隊サンってお酒を飲んでいるときでも結構礼儀正しいし、

レディファーストに徹する姿勢も教育されているから女性の立場としては、実に気分が良いのよね。

なかなか普通の男の子に出来ないことを、ごく自然にやりこなす。

このスマートさがたまらないわ。

さて、この前、行きつけのスナックで自衛隊サンを見かけたので

真紀子、すかさず近づいて猛烈にアプローチ・・・というのはウソ。

自然にいろいろな話をする雰囲気になってきたのよ。

話題は、専ら武器の使用について・・・

真紀子は、是非一度自動小銃を撃たせて欲しいと懇願した。

隊からこっそり持ち出して、どこか山の中でダダダダダーッとやろうよって仕向けたんだけど

彼らって、結構ガードが堅いのね。

ただ笑っているだけ、全然取り合わないの!

オーム真理教の女性戦士は、この堅ブツ連中に取り入って手玉に取ったのだからスゴイと思うわ。

チックショー、あの女戦士どもめが!

自衛隊のエライさん達は、機密事項とか重要情報をロシア等に結構流しているんだから

貴男も真紀子のために自動小銃の持ち出しくらい決行しなさいよって、かなり口説いたんだけど、結論から言えば完全に失敗。

真紀子、エライ敗北感と自己嫌悪を味わわされたわ。

これほど骨のある男の子に、真紀子、久しぶりに会った・・・って感じ。

この時、得た情報(?)なんだけど、自衛隊サンの実弾って演習で「バキバキバキッ」って撃ちまくっても

何発撃って何発残っているか常に把握しているんだって!

まさかと思うでしょうけど、どうやら本当らしいわ。

バカげているわよね。

いいじゃぁないのさ、実弾の100発や500発、行方不明になっても!

本当に真紀子、この日は手も足も出なかったわ。

最後にその自衛隊サン、真紀子に何て言ったと思います?

「その替わりと言っちゃぁなんだけど、僕の実弾撃たせてもらえませんか?」ですってよ!

えっ、真紀子がそれに何て答えたかって?

「イヤぁーだ、もう、恥ずかしい」

 

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