山一証券とか北海道拓殖銀行などの金融機関が経営破綻した際、

責任者（社長）が記者会見の席上、男泣きに泣いて謝罪する場面があったわね。

あれ、どう思います？

真紀子に言わせれば「大の男が何よ。女々しいぞ！」と一喝したい心境ね。

イヤ、真紀子に限らず大部分の女性はそう思っているはずよ。

「社員が悪いのではない」と言いながら号泣したのには本当に驚かされたわ。

真紀子、我が目を疑ったわよ。

世の男どもよ、「泣くにはそれにふさわしい場面・時がある」ということをしっかり自覚しなくては子供にさえ笑われバカにされるわよ。

要するに、近頃の男どものやることなすこと、何事も薄っぺらいのよ。

いい？「大人の男の涙」、特に人前で流す涙というのはね。

涙腺から水分が涙という名称で流れ出るという生理現象のなすがまま、というのは、恥以外の何ものでもないのよ。

今では引退してしまったけど相撲取りの小錦関。

彼が、初優勝したとき、男泣きに泣いていたわよね。

あの涙、優勝したことが嬉しくて泣いたのではなく、今まで優勝できなかったことが悔しくて出た涙なんだって。

これこそ、価値ある涙、他人の前でも見せられる涙、重い涙、濃度の高い涙、つまり男の涙よ。

日本の男衆よ、少しは見習ったら？

日本の某ボクサーが世界チャンピオンに挑戦して勝ち、新たにチャンピオンになった時、

リング脇で女房に抱かれて観戦（？）していた子供（しかもまだ乳飲み子）を高々と抱き上げ

男泣きしながらリング上でハシャイデいた。

あれって、主婦がスーパーマーケットの抽選会で当選し、

連れていった子供と一緒になって「万歳、バンザイ、良かったね」と喜んでいる姿と同じじゃぁないのさ。

また、テレビを通して、家出をした女房に「俺が悪かった。今後は改めるから、頼む、帰ってきてくれ」と、

涙を流して懇願している男もいる。

日本の人口は、１億２千万人くらい居るわけで、そのうち半分近くは女性だし、

オマエさんの再婚相手として適齢期の女性が、その１万分の１としても６千人の女性がウジャウジャいるんだわな。

クダラナイ涙を流す暇があったら、みっともなく女の尻を追うようなことをせずに、頭を切り換えていさぎよく後釜探しでもしたらどう？

どこのテレビ番組だったかしら、

「３０秒間でポロリと涙を流すことが出来たら１００万円差し上げます」というのがあったけど、お主、それに出演したら？

間違いなく１００万円を獲得できるでしょうよ。

ねぇ、貴男、どうしてくれるの？これ。

１月末に鹿児島市で開催された日教組の教育研究全国集会で、

いじめ対策として「子供に登校しない権利を認めるべき」との議論が出たとのこと。

この思想って、「交通事故を減らすために車の運転をやめましょう」という考え方に共通する側面があるわよ。

確かに、当面策としてはこうすることもやむを得ないという逼迫した状況下での緊急避難措置ではあるとしても、

このような「逃避による問題解決方法」の選択は、将来、その子が大人になったとき「濃度の薄い涙を流す薄っぺらい男」

を作り上げてしまう結果を招来するでしょうよ。

まさか貴男「涙に濃い薄いがあるか」とか「なぜ男だけが特別扱いされるのか」とか「男が泣いて何故悪い」等と言わないでしょうね。

もし、そういう疑問を持つようになったとしたら、それは、貴男がそろそろ男をやめなければならなくなってきている証拠よ。

そのうち、こっそりセーラー服を着たり、ハイヒールを履いたり、口紅を引いたり、

ガーターをしたり、ブラジャーをつけたりしたくなってくるはずよ。

「男らしさ」とか「女らしさ」は、時代が変わろうとも逆転することはないのよ。

ゲイとかホモ等のアブノーマル族が蔓延って、昼日中から街の中を我が物顔で闊歩するという異常事態が目に付くようになるなど、

若干、男女に対する価値観が時代とともに変化してきたからといって、

男がナヨナヨし、女がガリガリガッキーンとしているのが望ましい世の中だということには絶対ならないわよ。

貴男、泣くときは男らしくキレイに、絵になる涙を流してね。

できたら、真紀子の膝か胸にヒレ伏して泣いてほしいわ。

それはそれは素敵な「男の涙」になるでしょうよ。

真紀子の前でキッチリ「男の涙」を流す自信のある奴はいないかしら？

えっ、いないの？真紀子泣いちゃう！

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