渡辺淳一の「失楽園」、映画やテレビですごい人気よね。(これも超古いネタでごめんなさい)
世の男性も女性も、とにかく恵まれすぎている証拠よね。
自由と言ってしまえばそれまでですけど、こんなことがブームになるというのも「ちょっと違うな」と感じるわ。
今では死語になってしまったような言葉だけど「密通」とか「姦通」等という言葉は、なんとなく響きが良いわよね。
これだけは、他人が法律などで禁止したからといって無くなることではないようね。
人間社会の永遠の課題ね。
でも、真紀子はキライだな、「失楽園」みたいな生き方。
アバンチュールを楽しむという「失楽園」なら・・・分からないけど・・・ね。
実際、その立場になってみなければ分からないと思うけど、
日本には6千万人もの男性が居るのに、自分にぴったりの人が、たった一人しかいないとは、どうしても思えないのよ。
アバンチュールと言えば、真紀子の住む街に「農協」という名のファッションホテルがあるのよ。
国道沿いに、ハッキリ「農協」という看板とネオンサインを掲げているわ。
ここは、どうやらオバタリアンをターゲットにしているらしいの。
ナント、部屋の冷蔵庫には「大根、キュウリ、人参、タマネギ、なす、じゃがいも」などの農産物が入れてあるとのこと。
ホントの話よ、これ。
真紀子は、実際に利用した人に聞いたんだから。
お客さんの大部分は、おじさん・おばさんで若いカップルはほとんど利用しないって。
そりゃぁそうでしょうね。
そして、オバタリアンは、帰るときにしっかり冷蔵庫の中の野菜をカバンに入れて持ち帰るそうよ。
ホテル側では、ベッドメイクと同時に冷蔵庫の中の野菜も補給するんですって。
その際、品物は農協からの直買品・・・・というわけよ。
すごい商魂でありアイディアでありサービスよね。
まさか「失楽園」タイプのカップルは野菜の持ち帰りをしないでしょうから、昨今、
いかに「アバンチュール浮気」がトレンドになっているか・・・・よね。
貴方もどう?家庭の野菜が品切れになってきたら真紀子の街へ来てラブホテル「農協」を利用してみたら?一石二鳥よね。
でも、これって女性がやることよね。
男性は、奥さんに何と言って野菜を差し出すかが大問題だものね。
最後に真紀子の本心を。
清純で真面目な自分が寂しい、淋しい、さみしーっ。
いや、間違い。誇らしいーっ。
以上。
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