平成9年8月16日、試合後女子プロレスラーのプラム麻理子さん(本名は、梅田麻理子さん)が
プロレスの試合中に事故で死亡したわ。
日本では初めての事故なんだって。何とも痛ましい話よね。
プロレスは、ひと頃大変なブームとなったものの
次第に人気が落ち込みテレビ放映も殆どされなくなる等、衰退の一途をたどっているようね。
しかし、この人気衰退のテンポに僅かではあるがブレーキをかけているのが
女子プロレスの登場や試合の過激化じゃぁないかしら。
世の男性諸氏は、選手が女性だという物珍しさや良からぬ(?)想像に胸をときめかせ
勝負はどうあれ好んで観戦を望むようになったというわ。
動機はさておき実際に観戦してみると、女性といえども男顔負けの荒技をやってのけるし結構迫力もあり、
ちょっぴりのお色気・可愛らしさもあったりしてミーハーちゃんが多い昨今、
スカッと胸のすく思いがするのは真紀子だけではないはずね。
皆さんも一度くらい観戦してみてはいかが?
さて、過激化の話だけど、特に男性プロレスでその傾向が著しいわね。
電気の火花(スパーク)を散らしたり有刺鉄線を身体に巻き付けたりと、これがスポーツの世界で許されるの?と
我が目を疑ってしまうほどよ。(スポーツではないのかもしれないわね)
ひと頃、キックボクシングが流行ったこともあったけど、あれも過激なスポーツだったわよね。
ほとんど「何でもあり」というようなあっても無くても良いようなルールの下で試合が行われ、
気の弱い人などは観戦途中で気分が悪くなり卒倒してしまうということも珍しくなかったというわ。
今回の事故原因が、暴走してしまった過激性にあるとは思わないけど、
人気を回復(獲得・維持)せんがために止まるところをしらずエスカレートする恐れがあるのだとしたら、
これに警鐘を鳴らすのは誰の役割?
観客にそれを期待するのは間違いよ。
ウジウジ、チャラチャラしたプロレスの試合など観たくもないけど、
選手の命に係わるような過激な試合は、野蛮で非人間的であり、選手の人権をも否定することになり、惨めで悲しいわ。
スポーツは殺人ゲームとは違うと思うの。
本当に息の長い人気スポーツとして国民から認められるための要件の一つに「野蛮性の排除」を掲げようじゃぁありませんか。
ともあれ事故で亡くなった 梅田麻理子さんに黙祷!!
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