自分の住んでいる街の夜景をしっかり見たことある?

イルミネーション、ネオンサイン等々、いろいろな電装でいっぱいよね。

実にきらびやか・・・・まるで昼間のようだわよね。

特に、クリスマスシーズンが顕著なんだけど、

それ以外の時期でも全国各地で電光を使用した広告、街おこしが盛んに行われているわ。

美しいから人目を引き、華やかだと人々が喜び・はしゃぎ、「みんなニコニコ明るい我が家」という感じ?

待てよ、こら。アホか・・・・・チミ達は。

何? 地球温暖化? 原発反対? 自然破壊?

いい加減にせんかい!

エネルギー危機、石油ショック、忘れたの!

あの時は、トイレットペーパーが店頭から消え、省エネ製品が飛ぶように売れ、節電にやっきとなり、

資源の再利用が真剣に論議・実践されたはずよ。

真紀子の両親に聞いた話だけど、当時は、自衛のため(?)の買い占めが横行し、

ガソリンスタンドで給油を受けるときに店員から「何処まで行くのか?」と聞かれ、行き先によっては給油量を制限されたというわ。

総理大臣だか通産大臣だかしらないけど「省エネルック」と称して半袖のスーツで執務したという実話があるのよ。

それもこれも何のため? 一時的なパフォーマンスだったの?

大切な資源を節減するためじゃあないの?

例えば電気。

日本の場合、発電の動力は大部分が火力発電で「石油」を使っているのよ。

地球温暖化防止会議(世界大会)もいい、原子力発電の安全に異を唱えるのもいい、自然を大切にしようという運動もすればいい。

だけど、身近な出来ることから、心を1つにして地球を大切にするよう心がけ・実行することがもっと大事じゃぁないの?

最初に提起した電装・・・・本当に必要なの?

テレビで朝までワケの分からない番組を放映し続ける意味って何?

街中を照明で照らしまくって昼間のようにしなければ、市民生活にどんな弊害があるというの?

真紀子といえども、真っ暗にして、右も左も前も後ろも分からないようにすべきとは言ってないのよ。

化粧品とか装飾品を買うと、ぴかぴかの包装紙に包んでくれるわね。

あの、高価な(高品質の)包装紙も、家に着いて品物を出した後は、ゴミ箱にポイよ。

「無駄」の判断って、「常識」の判断と同じでそんなに難しくないでしょうよ。

ホント、人間ってダメな動物ね。

毎日新聞のコラム「余録」にも取り上げられていたわよね。

宇宙飛行士の向井千秋さんと若田光一さんがスペースシャトルから見たら、日本上空はケタ外れの明るさだったって。

西ドイツの監獄で、壁も床も真っ白にして明るい天井灯を24時間つけっ放しにしておいたら

囚人の自殺者が相次いだというけど、昼は明るく夜は暗く・・・・これが自然なのよ!

不自然にして無駄とあらば、改める努力をしなくっちゃぁ。

何かいい方法ないかしら。

この際、贅沢や資源を無駄にした者は、無人島に島流しというのはどう?

そうすれば・・・・その無人島がアッという間に人間でいっぱいになり、

逆に今、人で溢れている大陸や島が無人化してしまうことになるわね。

残るは、真紀子ひとりだった・・・・なんちゃって!

はははははは、面白いわ。

パラドックス・・・逆転の発想ね。

 

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