長野県の田中康夫知事が「脱ダム」をぶちあげた。

国土の大部分が山岳地である日本国において治山・治水対策をどうするか?・・・は、重要な政治課題。

「水を征する者は国を征する」と言われているけど

何十年に一回とか何百年に一度の災害を想定しての対策だから大変といえばこれほど大変な仕事もないかもしれないわね。

彼は「ダムに頼らない治水対策を優先させる」と言っている。

要するに、山に木を植えるなどして、ちょっとやそっとの雨では洪水が起きないようにする、彼流の「しなやか対策」なのね。

これが、コンクリートダムによるハード対策と比較してどうなのかは、真紀子、技術者でないから難しくてトンと分からないけど

そんな真紀子にも一つだけよく分かる真理があるわ。

それは、いろいろ頑張ってらっしゃる田中知事が県議会とか県庁の役人、土木技術者等を全く制していないということ。

確かに奇抜なアイディアを生み出すのは、素晴らしい才能だわ。

既成概念にとらわれず、新しいことに果敢にチャレンジする、既存の政策も、状況に応じてしなやかに見直す、

これって新鮮だから市民の受けは良いし、彼は、それを公約に掲げて選出された知事。

だけどね、真紀子が首を傾げるのは、治山・治水の技術的な知識も経験もない(だろう)彼が、

その道の専門家に何ら相談することなく突然、治山・治水政策を180度方向転換し、大胆に実行してしまう。

これ、パフォーマンスじゃぁないのかしら? ということよ。

県の土木部長ですら「寝耳に水」と言って驚いている。(結局はお払い箱・・・)

県議会からは、彼の手法は議会制民主主義の否定だとしてヒットラーの再来とまで言われているわ。

県議会や技術者の意見を聞いていたら田中知事の存在感が無くなってしまうという見方もあるわね。

せめてもの救いは「県総合治水検討委員会」なるものを設置するらしいこと。

そりゃあそうでしょうよ。

県政を知事の単なるアイディア(思いつき)だけでバッキバキ実行されたら、これはもう独裁そのものよ。

世の中、そんな単純なものでないはず。

もちっと酷評させていただけば、彼の発想は、真紀子のHPレベルよ。

人間、誰しも夢・理想は持っている。

それが無くなってしまえばお終い。

そんなことは、分かっているわ。

真紀子も、打倒アメリカや読売巨人軍のペナント最下位転落を夢見て、根気強く日本男児に立起を訴え続けているけど

残念ながら、未だに、1人も特攻隊志願兵が出現しないのよ。(美脚ファンは、たくさん居る)

だけどね、決して実現しない夢とか、なかなか叶えられない理想って、ある意味でとても価値のあることなのよ。

真紀子は、そのことが良く分かっているから、いきなりバッキバキ行動に移すことはしていないのよ。

以上、終わり。

 

あーあ、真紀子も歳のせいかな?

最近、すっかり弱気になってきたし、言い訳ばかりするようになってきた。

さぁて、心機一転、

今夜は、久しぶりに男狩りに出かけるとするか!

 

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