田中真紀子外務大臣が更迭されたことに関して

世間ではいろいろ取りざたされている・・・というより

小泉首相を厳しく批判する意見が相次ぎ

結果として内閣支持率を大きく低下させてしまったらしいわね。

まったくアホらしくてコメントする気にもならないわ。

でも・・・するッ!

どうして日本人ってこうも単細胞なのかしら?

アメーバかクラゲじゃぁあるまいに

太陽が昇ったといえば歓喜し

陽が沈んだといえば意気消沈・号泣する。

ある意味では、人間の正直さが重宝される昨今

こうした機敏な反応って貴重な事象なのかもしれないわ。

また、国民誰もが太陽に関心を持つようになった分

喜ばしいことだとの考え方もあるわね。

だけど、真紀子に言わせれば「冗談じゃぁないわよ!」であり

「甘ったれるんじゃぁないぞ、わりゃァーッ!」ってとこよ。

田中真紀子なら外務省改革ができるんじゃぁないか・・・ですって?

バッカじゃぁないの?

出来るわけないジャン。

チャンチャラおかしいわ、絶対に出来ないって!

キャリァが一度手にした権力を、よそ者によって剥奪されるなんて

彼等にとっては、死に相当する侮辱・屈辱なのよ。

幼稚園児の頃から家庭教師をつけてもらい

小学校に入学するや、以後12年間ビッチリ塾通いをし

お金に糸目を付けず、ひたすら有名大学を目指すよう尻を叩かれ

やっと手に入れた国家公務員の地位よ。

就職(奉職というらしい)当初は、

「俺は、国民全体の奉仕者になったるデーッ」と

多少は、志が立派だった時期もあったはずだけど

3年経ち、5年が過ぎて他人の金で高級料亭に出入りするようになり

クラブ・キャバレー通いはもとよりゴルフに賭事、何から何まで

やり放題・・・これらが全部、自分のお金を一銭も使うことなく

ほんのちょっと鉛筆を舐めて国費を操作するだけで存分に楽しめるのよ。

もっとリスクの小さい「業者にたかる」という方法もある。

行き交う人、面会する人、全ての人達が米つきバッタのように

ペコペコペコペコ頭を下げてくる毎日。

小、中、高、大学と遊びらしい遊びもせず

働き蜂の様に学校と塾のピストン運動に明け暮れたお兄ちゃんが

この美味しさを覚えたら・・・その後は、もう、想像に難くないジャン!

それが、ある日突然、「税金をそんな使い方をしてはいけません」だなんて

言い出す白馬に乗った騎士(騎女?)が出現したんですからね。

さぁ大変、ビックリ仰天、青天の霹靂、

それはもう天地がひっくり返るような騒ぎよ。

で、密かに、慎重に、外務省を挙げてこの騎士(騎女?)退治作戦が検討され

幾度の紆余曲折(2事務次官の更迭劇など)を経て

最終的には、ナント、大胆にも

国会を舞台としたクーデター張りの騎士(騎女?)撃退劇が展開され

これがものの見事に成功した・・・というわけよ。

野上事務次官は、人身御供になったという声があるけど、違う。

9千万円という退職金の額をみても「犠牲者」でないことは明白。

彼には、この後すぐ、再び「天皇」と呼ばれる毎日を送ることが出来る

大使のポストが用意されているわ。

外務省では、専ら功労者、英雄と呼ばれているのよ。

鈴木宗男? 

あ、あのバカ男ね、あれは、あくまで小道具、使い捨ての消耗品よ。

「北海道の山の中から親父が馬を売ったお金で東京に出てきた」等と

人前で涙を流す安っぽい田舎親父に

東大出のキャリァーが何を本気で頼るというのよ?

田中真紀子代務大臣が更迭された翌朝

外務省職員全員あてに「お祝いメール」が届いているのよ。

「これで外務省は、今後10年から20年は、安泰だ。」に始まり

「今後は、また新たな方法で存分に公金を流用できるようにするから

職員各位は、何の心配もせずにこれまでどおり旨くやれ!」ってね。

真紀子には、最初から見えていた。

だから、田中真紀子に何も期待なんてしなかった。

だから、今回の更迭劇に全然失望しなかった。

お分かりかしら? 甘ちゃん!

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