物量作戦とか人海戦術という言葉には、何か「強引」の響きがあるよね。

テロは、災害復旧じゃぁないんだから少数精鋭が求められるのよ。

それともうひとつ、大量の爆弾を作って大々的に施設を破壊したり

要人の暗殺を図るというこれまでのやり方を一部見直す必要が出てきたわ。

この前、イラクへ行った時にフセイン残党らしき男から聞かされた話なんだけど

ヤンキーは狡賢いから、決して国内では戦争をしない。

アメリカ国内で犠牲者を出さないことに最大限精力を使っているんだって!

言われてみればなるほどと頷ける話よね。

彼曰く、今後は、敢えてこのタブーに挑戦していく・・・って!

ひとつは、アメリカ国内で展開すること。

そしてもうひとつは、ドカンドカンやるのではなくて頭脳プレーに徹すること。

この前、ニューヨークからカナダまでを巻き込んだ大停電事件があったけど

あれを見て真紀子、「オッ、やったな、彼!」と思ったわ!

その後、いろいろ調べてみたら、どうやらあれは彼の仕業でないらしい。

だけど、彼が密かに企てているのは、

あのような大混乱を引き起こす新しいタイプのテロなのよ。

交通、電気、水道、ガス、通信などのインフラを滅茶苦茶にする。

それって、大規模な機械とか施設・資金を必要としないんですって!

真紀子ね、自分で言うのもナンだけど、かなりの「過激女」だから

「それって迫力無いベさ」と言ったのね。

そしたら、彼、頼もしいことを言っていたわ。

「このインフラテロはプロローグに過ぎない。混乱に乗じて暴れまくる」

なるほどね。

軍事力では、決して勝てっこない相手に立ち向かうには

知恵・・・これしかないわよね。

しかも、アメリカ国内でやる。

楽しみ、楽しみ。

 

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