ロシアのエリツィン大統領が中国を非公式訪問して動き出したでしょう?

これでいいのよ、これで!

両国ともアメリカの一極支配に対して強烈なアレルギーを持っているから

合意に向けた話し合いはトントン拍子よね。

中国は、アメリカにユーゴの大使館を爆撃されて頭に来ているから

エリツィンの訪中は「お待ちしていました」というところなのよ。

ロシアは、チェチェン問題で欧米各国からゴチャゴチャ言われているから

大国である中国の支持をとり付けて一気にチェチェンをぶっ潰そうという魂胆よ。

アメリカが、明らかな内政問題である民族紛争に干渉して、

しかも国連決議もなく突如ユーゴを爆撃したことに比べれば

ロシアが自国のテロ集団を絶滅させるため、

自国内の特定地域に爆撃を加えることなんてピッカピカの正義だわよ。

エリツィン大統領の「世界中の問題を一国で決めるなんざぁー、

奢りと暴挙以外の何ものでもない」という発言は迫力あったわー。

更に「アメリカがチェチェン問題でロシアに圧力をかけるだと?

バッカモンーッ!

ロシアには兵器庫に入りきれないほどの核兵器を持っているんだぞ!」

と逆にアメリカに脅しをかけた。

胸がスカーッとするわよ、これ!

ロシアも中国も共通しているのは、アホンダラ反政府集団に対して毅然と対処する姿勢よ。

ほんのちょっぴり意味あいが違うかもしれないけど中国の天安門事件を思い出してごらんなさいな。

デモ隊に戦車で立ち向かうんだからスゴイというしかなかったわよね。

でもね、時として必要なのよ、こういう強硬手段も。

それは、あくまでその国の政府が判断すべきこと。

それが内政問題ということであり他国が干渉すべきでないという国際ルールなのよ。

ユーゴ問題は「人道的に許されない虐殺が行われていたから」というのがアメリカの主張だけど

それならそれでルールを作ってよ!

 

内政問題には干渉しない。

ただし、人道的に許されない虐殺行為が行われている場合は

国連決議無しに突如爆撃をすることが出来る・・・とね。

 

だけど、虐殺とは何かをキッチリ定義することと

突如爆撃をすることが許される虐殺規模の基準を定義することを忘れないでね。

それをやらないと、これまで同様にアメリカが独断でやっちゃうからさ!

アメリカだって小規模の虐殺は毎日のように行われているわけだから

そこに着目して日本政府が突然アメリカを爆撃することが許されることになるのよ。

それならそれで、真紀子はかまわないけど・・・(対アメリカだけね)

いずれにしても、ロシアと中国さん、頼りにしているからシッカリ団結してアメリカの暴挙を食い止めてね。

日本政府なんて全くあてにならないから!

100%「はいはい、アメリカさんのおっしゃるとおりでございます」なんだから・・・

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