アメリカ上院がフセインイラク大統領を戦犯と見なす決議を採択したことに対抗してイラク国会は、

クリントン大統領・ブッシュ前大統領を名指しで戦争犯罪人として裁くよう国際社会に訴える決議を

全会一致で採択したという記事が新聞に掲載されていたわ。

個人じゃぁなく国とか政府同士が、こういう一見、子供だましのような応酬に躍起になっているのって、

滑稽だけどなかなか楽しいわよね。

日本人には真似の出来ない「真面目な？ジョーク戦争」 というところかな？

やるがいいわ。気の済むまで・・・・。

もちろん、戦犯裁判もキッチリやるのよ。

だって、第２時世界大戦が終了したときは、 東京裁判が開かれたのだから。

ところで、貴男、大事なことを忘れていはしませんか？

ベトナム戦争終結に伴う裁判よ。

これ、ちゃんと行われたかしら？

真紀子、若いから（理由になるかよ、そんなこと）よく覚えていないんだけど、たぶん何もなされず、

世紀の大虐殺をやらかしたアメリカは、 のうのうとのさばり続けているんじゃぁないの？

今、真紀子の友達が国際協力でベトナムへ行っているわ。

彼女からの手紙によるとベトナムは 徐々にではあるけど平和・明るさを取り戻しつつあるって。

市民の顔からは、アメリカによる一方的な侵略戦争の犠牲者たる悲惨さを読みとることが出来ないそうよ。

その明るさを見るにつけ、 なおさらやるせない気持ちになるそうよ。

いっそのこと、悲しい顔をして、アメリカ憎しを口に出し、

武器を手にした市民の姿を街中のあちこちで目にする方が・・・・と言っていたわ。

真紀子、分かるような気がするの、これ。

真紀子、もうここでアメリカ批判はしないわ。

皆さん、そろそろウンザリしているでしょうからね。

でも、アメリカ嫌いが消えたわけではないから 安心したり誤解したりしないでね、クリントンやブッシュ殿。

枕を高くして寝るのは、まだまだ早すぎるわよ。

真紀子がこの世に生きている限り、 枕元に拳銃を忍ばせて寝るのを忘れちゃぁダメよ。

真紀子は、絶対、お主より長生きするんだから・・・ということは、お主、生涯、心安らかに眠れる日は訪れないということよ。

分かっているわよね。

さ、真紀子、もう寝るわ。

枕元に、犬のぬいぐるみを置いて！

淋しいーっ。

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