2000年02月05日土曜日:更新
ここでは、嘉瀬さんの96年7月15日の”丹那の風の予測”の論文(以前イクストークに添付)を掲載させていただきます。これを読めば皆さんも丹那気象予報士になれること請け合いです。
丹那エリアには、浜田教授のご盡力による自動風向風速計があって他エリアにはない風情報のリアルライムサービスの恩恵をうけています。さらに、どんな風が吹くかを前日にある程度予測できればもっと有効です。
この一年あまり、新聞・テレビの天気図を見続けて、丹那の風の予測は、比較的簡単なことに気付きました。ご参考になればと願い、そのまとめをお知らせします。
1,総論
風向・風速が低気圧、高気圧により大きく支配されているのは、ご存知の通りです。むづかしいことは抜きにして次のことだけ覚えておきましょう。
a、風向は、天気図の等圧線にそって吹く。特に丹那は、その傾向がある。
b、北半球では、低気圧は左回り、それにつれて高気圧は、右回り(図1)
c、風速は、等圧線の間隔が狭いほど大きい。
(本州、中部地方の巾位の間隔が飛びごろ)
d、したがって、西風が入るのは、(図2参照)
@低気圧が、朝9:00頃は、朝鮮半島上で、昼頃に日本海能登半島の北まで進むようなとき。
A高気圧が太平洋の上、伊豆の南方にあるとき。
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2,各論 P
飛びに行きたいときは、前日18:53のNHKテレビで、翌日9:00の予測天気図を見て、参考にします。念のため当日の朝再確認します。
「今日は飛べる!」と思って出かけたのに駄目だった日は、帰宅してから夕刊に出ている午前9:00の実測天気図が天気予報で見た天気図とくい違っているでしょう。そんな時は、「今日も皆に会えて楽しかった」と思うことにしています。
それでは、過去1年間(1995年5月〜1996年5月)で、具合の良かった日(私でさえ30分以上フライトした日)の天気図とウインドログの代表例を次に示します。スクール生は、後述の各論A・Bを先に見て下さい。
高気圧 ● 低気圧●
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3,各論A・B
スクール生にとては、長時間フライトよりも、一日中おだやかで、何本も飛べるのが練習に好適です。そんな日の天気図を二つ次に示します。
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