悪魔の辞典演劇用語版


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 今日は趣向を変えて、悪魔の辞典演劇用語版。

人々

演出家劇団員全員に対して常にサービスを提供することを求められる、胃の痛くなる立場。
劇団員演出家を拘束し、なるべく彼を煩わせようと努力する集団。
役者自分がそう思うところだけ演出家の意向を聞く、意志を持つ駒。
裏方芝居全体の完成には無頓着だが、自分の専門分野の完成にはやたらうるさい職人。
照明大道具とは何かとはりあっているが、やっていることは総体として余り変わらない専門分野。
大道具照明とは何かとはりあっているが、やっていることは総体として余り変わらない専門分野。
音響裏方と言うには明るすぎる一般のイメージとは裏腹に、暗くて地味な、まさに裏方。
小道具名前的はに大道具に隷属的だが、実際的にも、やっぱりその通りの報われない地位。
衣装小さな劇団ではたいがい役者が務めるので、存在自体が希少な立場。
制作いなければまるで芝居が始まらないのに、普段、ほとんどいないものとして扱われる存在。

名称

上手下手ではない方。
下手上手の反対側。
灯体下にあってはみなに蹴られ、上にあっては竿で叩かれる、とてもデリケートな投光装置。
T型コンセントこの機材は家庭用のものではない、という証明のためにつけられたコネクタ。
ボーダー小さな会館では不本意ながら大活躍するが、大きな会館ではただの作業灯。
ピンスポストーカー。
竿シューティングゲーム用のゲームパット。竹製。長時間遊ぶと腕が疲れる。また、目がかすみ、時には一時的に視力を失うこともある。
星球絡まって仕込みを遅らせるようにという目的で作られた、特殊効果装置。
人形立てひょうたん型のカステラ菓子を人形焼きというのと同じぐらい訳の分からない名前。
かきわりただの絵なのに、芝居中にまるでその風景がそこにあるようにあつかわれる、ただの絵。
なぐり携帯者の立場を広く公に知らしめるために、腰に吊られるモノ。
平台その運び方で慣れた者かどうかを見分けるチェック装置。 類義→ケーブル
インカム耳鳴りや頭痛を誘発させるために、特に開発された拷問具。
黒子すました顔してばばんば〜ん。
コロス殺さない。
公演日何をやるかも決まってないうちに、いつの間にか決まっているアレ。
宣伝劇団外の友人との友情を再確認する行為。

行為

本読み甘い理想と夢を語り合える唯一の期間。
立ち稽古練習中もっとも長い期間だが、もっとも印象に残らない期間。
リハ役者がセリフを覚えてないことと、照明や音響のきっかけがバラバラなことと、暗転が長すぎることを確認する儀式。
ゲネプロ明日が絶望的であることを確認する儀式。
本番人間の可能性を再確認する儀式。あるいは、神の存在を再確認する儀式。場合によっては、地獄への門を開く儀式。
おすよくあること。
まくるありえないこと。
打ち上げ芝居の出来とは一切関係なく盛り上がる宴会。芝居をやる最大の楽しみの一つ。
反省会芝居が終わったあとに、あれはいい芝居だったと思い込もうとする儀式。
レパ離し暦の上での。想像上の。机上の。
台本最終稿提出日上に同じ
第一プラン提出日上に同じ
第二プラン提出日上に同じ
最終プラン提出日上に同じ
その他各種提出日上に同じ

 まあ、たまには気軽な読み物を。ということで、役には立ちませんが、気軽に読んでくらはい。

悪魔の辞典 イギリス的ユーモアに彩られた辞典。
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