調光卓FAQ
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最近、このページを見たという人から質問のメールが来るようになりました。よくある質問ということでまとめたいと思います。
Q
いくらで作れますか?
A
市販の調光器というものは、コンサートやホールなどを意識して作られますから大掛かりになり、また、値段もプロ用ということで数十万単位になります。また、入力は単相三線、コネクタもT型コンセントと、アマチュアが簡単に利用するにはハードルが高いものです。
耐圧は全体で10A〜15A程度、数10Wから500Wていどの灯体をメインに使う調光卓というのは市販されていないというのが現状です。自作する意義というと、まず安く上がるという点に目が行きがちですが、会議室や教室などを使うアマチュア劇団にとって、まず自分たちに最適な仕様の調光器を手に入れられるという点が大きいのではないかと思います。
その仕様に向けてスペックダウンした結果、費用も下がる。と。
もちろん工賃や販売費がロハにできる分、同じ仕様の製品よりも安くできるのは間違いありません。数がでないのでスケールメリットによる価格低下はありえませんし(笑)
さて、そうは言ってもいくらで作れるのか?というのは気になる点です。
が、値段は基本的に仕様がはっきり決まらないと出せません。15Aぎりぎりまで電流を流すなら、放熱やその他安全対策も必要になってくるでしょう。回路そのものより、そういったパッケージの部分での出費の方が多くなるでしょうし、またそこが照明機器メーカーの持つノウハウということになります。
ぶっちゃけ、強電系というのはその手のノウハウの固まりであり、市販の調光器の価格の多くの部分が、そのノウハウ代だと思います。
正直な話、僕も安全対策といわれても何をすればいいのかよく分かりません。分からないなりにいくつかそれっぽいものをつけていますが、効果があるのかどうかは分かりません。
安定動作や安全という点は、気になりはじめるとあれもこれもやったほうがいいような気がしてきます。
幸い、ぼくはまったく気にならないタイプなので(笑)最低限の安全対策のみを講じており、そのため非常に安く作れているように見えます。が、そこは割り切りです。自作調光器を使うときは、必ずスイッチボックスをスペアに持ち込んでおり、調光器が動作しなくなった際は、上演中にスイッチボックスで再パッチ&スイッチ操作をする心意気です。壊れないことにコストをかけるより、壊れても次の手の用意があることで、最悪の事態は回避しようと(笑)
ちなみに、一度も上演中に壊れたことはありません。ぶっちゃけ、上演中に壊れるならその前にリハで壊れてくれるので、リハ無し一発本番とかいうのでもない限り安心していいんじゃないでしょうか?
僕が購入した具体的な金額は、材料のページに値段も全て明記してあります。自分が持っていないもの(普通の人は何一つ持ってないと思いますが)を全て買うといくらになるのか自分で計算してください。工具が無い場合はそれも買う必要があります。
ちなみに僕が作る場合、材料費としておおよそ、一回路2000円+ケースに5000円となります。工具をそろえるのに結構お金がかかったりするのですが、持っていない場合、工具代は学校の工作室に忍び込むか、ホームセンターの工作室や工具のレンタルなどのサービスを活用すれば安くなります。
個人ではなく劇団の照明担当ということになると、予算を先に提出してみんなで話し合いということになるようですが、ぶっちゃけ見積もりと言われても、作るのは僕ではないので、僕にはあなたがたがいくらで作れるのかは分かりません。大道具の製作なども、同じようなものを安く作れる人もいれば、どんどんお金がかさんでいく人もいるでしょう。
僕はどういうものをいくらで買って作ったのか。という情報は公開してあるので、最終的には、それを元に自分たちの責任で計算してくださいとしか言えないんですね。
Q
経験が無くても作れますか?
A
コレを作って経験を積んでもらえばいいんじゃないでしょうか。回路はラジオより簡単です。動作原理は高校物理に毛の生えたレベルです。僕は、本格的な電子工作は調光機だけです。
いきなり10チャンネルで15A流せるものを!とかは無理だと思いますが、まずは秋月で調光キットを1つ買って、説明書通りに組み立てるところからはじめればいいかと思います。徐々にチャンネルや耐圧を増やしたり、付加機能について考えてみればいいでしょう。
ただし、電子工作にまったく興味がなく、ただ安く上げたいだけなら無理です。
情熱が足りませんので、ぼくからの責任ある回答としては、やめとけ。となります。
大道具の製作などを考えてみてください。机一つとっても、作り上げられる人と、作り上げられない人がいます。その差はのこぎりを引くのを楽しいと思えるかどうかではないでしょうか?作る過程を楽しめなければ、完成はおぼつかないでしょう。
高校生がマイコン制御のロボットを作りその技術を競い合う時代です。いきなり大掛かりなものを作るのは大変でしょうが、作ってみたいと思ったのなら、まずは一回路のものから作ってみればいいんじゃないでしょうか?
一回路の調光器もあるとなかなか便利です。
Q
材料はどこで買えますか?
A
秋月でキットを買ってください。通販もしています。可変抵抗機に関しては秋葉原のラジオモールに売っています。これも通販で買えます。材料のページでそれぞれリンクを張ってあるので、リンク先から通販で購入するのがいいでしょう。製品名は「トライアック万能調光器キット【商品コード:K-98(キット)】」と「スライドボリューム【メーカー名:アルプス電気 メーカー品番:RS-4513 250KB】」になります。
秋葉原からの通販以外での入手経路については、僕は知りません。普通の市町村の電気屋で売っているものではないですし、僕は秋葉原以外で売っているところを見たことはありません(笑)
コードやコネクタやケースの材料はテキトウに近くのホームセンターなりパーツ屋で買ってください。上記二点以外の材料はどこでも買える物です。
Q
よく分からないんですが、教えてくれませんか?
A
何がわからないのか僕にもよく分からないので、もう少し具体的に教えてくれませんか?(笑)
Q
作ってもらうとしたら、いくらで作ってもらえますか?
A
忙しいです。それに、作ってあげたり、前に作ったものを知り合いにあげたりということはしていますが、そういうのって、お金じゃないでしょ?(笑)
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