石見ライド02
それはそれは自分にとってはとっても過酷な大会でした。なにせ浜田〜太田の往復300kmの山岳コースをを二日間掛けて走るレースで、とっても初心者の自分にとってはただただ完走することが目標でした(チームの誰も途中リタイヤするのではと思っていたみたい)。その二日間のうちの二日目の130kmに我々チーム「おでぶちゃん」はいどんだのであった。いきなりでは怖いので2週間前に一部のそれも一番きついであろうコースを試走して何とかいけるのではと参加したのだが、最後にすさまじい坂に出会い思わず完走は無理かなとあきらめかけたときもありましたが、制限時間の午後4時に15分くらい残してゴールしました(最後はゴールすればソーメンが食べられる、それだけを心の糧にがんばるしかなかったかな)。
完走したものだけにもらえる完走証
スタートの前に自転車を組み立てている
サポートのカメラマン
スタート前のブリーフィング(?)
チーム名「おでぶちゃん」は実は見てもわかるようにおでぶ三人組でした。
スタート直後、まだまだ余裕たっぷり
この大会のあとすぐに世界遺産に登録された石見銀山をとおる
30km地点をたかよしと併走中
石見銀山の古い町並み
ゴール直前のへろへろ姿 よくまー完走出来たもんだ
今回のコースの途中にエイドステーションが何カ所かあった。最初のエイドステーションは、川本町でミネラルウォーターとカステラがふるまわれていた。次のエイドステーション断魚渓では、弁当代わりのおむすび3個(しかし、いくら何でもこれだけでは足りなくサポートカーに積んであったおむすびとオムレツも食べる)。ここでゆっくりしすぎて気がついたらもう自分たちと他には4〜5人しかいなくてあわてて飛び出す。
桜江エードステーションでは、薩摩揚げとかまぼこがありこれはおいしかったーなー。おもわず2個ずつ食べてしまった。ここからはそんなにきついところはないだろうと思っていたら、旭温泉に入るところの坂道はきつかった。ここのエイドステーションでスタッフのお兄さんに聞いたら、「もうここからはちょこっと登るだけでもうゴールしたのと同じだよ」という甘い言葉を信じたのが間違いだった。
旭温泉からすぐの坂は長くきつく峠を越えたかと思うと又峠、へろへろになった体には相当きつく仲間のふたりともかなり離される。
へろへろになりながらも完走し勝手にお立ち台に上がり「はい、ポーズ」
ゴールでは、素麺がふるまわれており誰かさんは2杯も食べたそうな。(うーん、しかしこんなに天気がよかったんだ。さすが晴男:自画自賛)
今回石見ライド02に参加するに当たり、初めは冗談半分にしかし完走できるめどは一つもなく言い出したらやるしかない。そのために自宅と仕事場の14kmの自転車通勤を始めた。14kmと言っても行きはよいよい帰りは怖いというやつで、なにせ住んでいるところが団地のてっぺんの方で2.5kmの登りがきつい。帰りは、もう降りようかとか甘い誘惑と闘いながらいやこんくらいこいで上がれんと石見なんかとてもじゃない完走できんと自分にハッパを掛けて汗だくダクになりながら、ひたすら登る。
最初は、帰るだけで精一杯だったけどそれも少しずつ余裕が出来てきて1時間少しかかっていた時間も50分くらいで帰れるようになる。
それと言い出した手前無様なことは出来ないと、試走会もしそれで少しはいけるのではないかという気持ちも出てきた。かつ君からは、どうせチームででるのならユニフォームを作ろうと言うことになり「Team Fat Boys」というロゴの入ったユニフォームまで作ってもらいモチベーションを高めていった。
今でも完走できたのは不思議なくらいで、1人で参加していたら絶対完走なんか無理だと思う。周りの励まし
言い出しっぺという背徳感・責任感というようなものが交錯し途中で棄権したら迷惑を掛ける、しかし無理をしてもいけないという微妙なラインでがんばったのだと思う。
来年も参加し、出来れば一日目の170kmの三瓶コースにもチャレンジしてみたいと思う。
走行距離130.2km、走行時間6:04、平均速度21.4km、最高速度54.6km/h、