信貴生駒(しぎいこま)スカイライン
この4月に大阪に行くが近くにどこかいいところはないかと地図で探して行ってみる
名前だけは聞いたことがあったが、どのようなところか、またどこら辺にあるかは見当が付かないでいた。奈良県との境にあるので結構遠いのかとも思っていたが実際行ってみると、吹田からでも1時間くらいの距離で結構近い。
下から、信貴生駒の山並みを見ると細長く、尾根沿いに鉄塔が建っているのが見え、それが沿うかなと思いながらナビを見ながら大東市の方から阪奈道路を上っていく。途中から、登専用と下り線様の2車線の道路に分かれて上っていくが、上り専用とわかっていても右側の車線に出るのは少し気味が悪い。結構なワイディングロードをくねくねしながら上っていく。
峠の頂上まで来たときに右手に行けば信貴生駒スカイラインと書いてあり右折する。そこをまっすぐに行って下れば奈良市に出るみたいだ。しかし、生駒山上料金所のところまで来てはたと迷う。料金が、生駒山上遊園地まで片道600円、最後の信貴山門まで片道1,300円だ。信貴山門まで行くと往復ではなくて片道で、1,300円も取られるのだ。ちょっと高いし、行ってみてしょぼかったら後悔するし迷ったがせっかくここまで来たのだからと1,300円払って信貴山門まで行くことにする。信貴山門からは、同じ道を通らなくても大阪市内まで出られるみたいだ。
しかし、スカイラインを走り出して道路の両側に桜の木があちこちにあり、シーズンは少し遅かったがまだ、十分桜の花をつけた桜がたくさんありとてもきれいだった。この1〜2週間前だったら満開ですごくきれいだったろう。途中途中のパーキングで車を止めて桜を観賞したり、山間から見える大阪市内を見渡す。
途中から、ハイキングをして歩く人が目立ちだす。どうもスカイラインに沿ってハイキングコースがあるみたいで結構な人がハイキングを楽しんでいた。
パノラマ駐車場に車を止めて景色を見ると眼下に大阪市内が一望出来る。今日は、快晴で晴れ渡っているが、市内の方はスモッグだろうかかすんでよく見えない。さすが、大阪だけあって空気が汚い。その駐車場の周りでは弁当を広げて食べている人が結構いる。一人の人などは、コンロでお湯を沸かしてカップラーメンを食べていた。娘と二人で、こんな空気のいいところに来てまでカップラーメンを食べる人の気が知れないと話をする。
途中、「夫婦岩」と書いてある駐車場があり止まって上ってみるが景色は木立で見えないし只大きな岩が二つ並んでいると言うだけで岩の周りを1周してすぐに降りる。降りるときに、車が1台止まってカップルが降りてきていて、「行ってもたいしたことはないよ。」と教えてあげたかったがやめておく。
しばらく行くと、「鐘のなる展望台」というのがあり、駐車場に車を止めて上ってみる。娘はというと、少し上ると「もうしんどい、疲れた。」と泣き言を言っている。一番上まで上って展望台に上がる。途中に、大きな鉄製のリングが交差しておかれてそこにおびただしい南京錠がぶら下がっている。しかも、その南京錠にはカップルのいろんなメッセージが書かれておりカップルの幸せをかなえてくれるらしい。展望台の一番上まで上ると大阪市内が一望できる。しかし、その展望台は飛び出しており、風が吹くたびに微妙に揺れて怖い。下を見ると飛び出ておりとても怖くて見ることが出来ない(とっても高所恐怖症です)。娘もあとから来たが、娘も自分の血を引いて高所恐怖症らしく、「もう、だめ。」と叫んでいた。降りるときに、鐘に気がつき鳴らすとすぐ上に鐘があるため頭にがんがん響く。この鐘が、カップルの幸せをかなえる希望の鐘らしい。
自分たちが来たときには、車は1台しか止まっておらずハイキングの人とカップルとで2〜3人暮らししかいなかったが、帰る頃には車は10台くらい止まっており人もどんどん上ってやってくる。
「鐘のなる展望台」から、「十三峠」「立石峠」と過ぎてようやく終点である信貴山門にたどり着く。その周りには、「信貴山のどか村」があったが立ち寄らずそのまま、竹林寺のところを通って国分町へ出る。料金は、1,300円と高かったが景色もよくて満足であった。