車を避けつつ箱根路
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 箱根湯本駅
   箱根湯本駅
  あびぃ 「碓氷峠(中山道)の次は箱根峠(東海道)というわけね、安易ね(汗)。」
  えりんっ「確かに安易だけど、わかりやすい(笑)。」
  あびぃ 「まぁ、そーいうことにしておくわ(汗)。」
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  あびぃ 「昔から箱根八里は......っていうけど、今日は32kmも歩くの???」
  えりんっ「箱根八里って小田原宿から三島宿までが八里あったっていうことですねぇ。
        昔の人は夜明けとともに宿を出て、日が沈むまで歩いたからそれだけ歩けた
        訳ですけど、私らは出発自体が遅いんで、小田原から箱根湯本までは登山
        電車(っても小田急の車両だけど(汗))で省略っす。」
 早雲寺
   早雲寺
  あびぃ 「なんかショボイお寺ねぇ。」
  えりんっ「北条氏綱が父早雲を弔うために造った寺っす。その後北条氏の菩提寺に
        なって、早雲から氏直までの5代の墓があるんす。でも確かに本堂は江戸時
        代の建築物なのにバラックみたいですなぁ。」

  あびぃ 「私、そこまで言ってないわよぉ(汗)。」
 石畳 石畳
   石畳
  あびぃ 「部分的に石畳が残っているのね。」
  えりんっ「石畳が造られるまでは雨が降ると膝まで潜ってしまうくらいぬかるんだらし
        いっす。でもこれ、平らな石じゃないんで、けっこう歩きづらいっす(汗)。」
 滝
   滝
  あびぃ 「かわいい滝ね。」
  えりんっ「鎖雲寺の門前にある滝なんすけど、ハイキングガイドブックにも載ってな
        い(汗)。」

  あびぃ 「涼しげでいいのにね。」
 なぜか碑が......
   なぜか碑が......
  あびぃ 「ずーっと針葉樹に囲まれた暗いところを歩いていたのに、急に明るくなったと
        いうか、綺麗なモミジねぇ。」

  えりんっ「ホント、思わずシャッターを切ってしまったわ(笑)。」
  あびぃ 「で、碑があるんだけど、その銘文が「箱根八里は馬でも越すが越すに越され
        ぬ大井川」って箱根についての文じゃないじゃないの(怒)。」
 杉並木(の残骸)
   杉並木(の残骸)
  あびぃ 「まぁ、とりあえず残っているって感じねぇ(汗)。」
  えりんっ「もともとは残す気なんて無かったんでしょう?」
 芦ノ湖と富士山1 芦ノ湖と富士山2
   芦ノ湖と富士山
  あびぃ 「あっさりとここまで来たわねぇ。」
  えりんっ「まぁそーいうことにしときます(笑)」
  あびぃ 「富士山ももうすっかり白くなっててきれいよねぇ(^-^)。
        ところでやけに写真の写りが悪いんだけど(怒)。」

  えりんっ「あびぃに露出を合わせると富士山がトんじゃって全然写らないから(しくし
        く)。」

  あびぃ 「まぁ、勘弁してやる(ふん)。」
 箱根神社
   箱根神社
  えりんっ「奈良時代に造られた由緒のある神社です。」
  あびぃ 「それだけ???」
  えりんっ「はっきりいって箱根にあるとこぐらいしか特徴がないと思うんですけど。」
  あびぃ 「あいかわらず敵を作ることだけは得意のようね......。」
 箱根峠
   箱根峠
  あびぃ 「まだまだ登り続けるのねぇ(汗)。」
  えりんっ「ここが頂上ですね。ここからはずっと下りです。で、神奈川県と静岡県の県境
        と。しかしもっと観光地っぽいのかと思ったのに、碑の1つすら無かったです
        ねぇ(汗)。」

  あびぃ 「見晴らしのいい場所が無いからじゃないの??? ちょっと手前に道の駅はあっ
        たわね。」

  えりんっ「かなり小さかったっすけどね。」
 駒ヶ岳 二子山
   道の駅からはこんな景色が......
 山中城跡
   山中城跡
  えりんっ「とりあえず今回はここが終点っす。あと三島まで10km位あるので。歩けない
        距離じゃないけど、暗くなるとつらいから......。」

  あびぃ 「なんか中途半端っぽいけど、ここはなんなの???」
  えりんっ「後北条氏が豊臣秀吉の軍勢が小田原へ行くのを食い止めるために造った
        城っす。でも豊臣軍の攻撃で半日で落城したらしいですけど(汗)。」

  あびぃ 「ふ〜ん。」
 障子堀(山中城跡)
   障子堀(山中城跡)
  あびぃ 「これは田んぼ???」
  えりんっ「なんでこんなところに田んぼがあるねん。これは空堀の一種で、畝堀(障子
        堀)っつーてな、後北条氏独特の築城術なんですが。普通の空堀だとその中
        を比較的自由に移動できてしまうけど、これだと移動するだけでも一苦労です
        し、畝の上に上がったら矢とか鉄砲の的になりやすいとという。」

  あびぃ 「でもこんなに浅かったら簡単に這い上がれるから苦労はしないと思うんだけ
        ど......。」

  えりんっ「そりゃ落城(1590年)してからもう400年以上ほったらかしになってたから埋も
        れてしまったんだが。ちなみに低木がいっぱい植えられてるけど、今は公園
        化されてて、その一環として植えられたもので、城として使われてた時には空
        堀の周りには全く木は無かったはずっす。
        しっかし、ここがどういうところか全く解ってないようなおっさんとかおばはんが
        いっぱいいて閉口っす(汗)。こういうところを公園化して不特定多数を引き入
        れるのは反対ですね。」

  あびぃ 「まぁ、文部科学省も調査だけじゃやってることを理解されないから、知っても
        らうために公園化したんじゃないのかしらね?」

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  あびぃ 「今回もいっぱいいっぱいだった???(笑)」
  えりんっ「バカモノ、今回は全然へーきだったぞ。まぁ、江戸時代、西国の大名が参勤
        交代で江戸へ向かうときは中山道、領国へ帰るときは東海道を使ったという
        のもうなずけますなぁ。」

  あびぃ 「でもなんかここは山登りっていう感じじゃなかったわねぇ。」
  えりんっ「中山道は本当に山の中を通るから開発が遅れたんですな。東京から大阪方
        面へ道路を造るって話になったらやっぱり東海道ということで、早く開発され
        た分昔ながらの道も早々と潰されてしまって道路になってしまったっす。部分
        的に昔の道が残ってるけど、幅の広い道路を造るのに適さなかったり勾配が
        きつかったのでしかたなくほかの場所に造ったというのが真相ですかね。お
        かげでビュンビュン車が通る歩道もない道を延々と歩かされましたですけ
        ど(汗)。」

  あびぃ 「渋滞もすごかったわねぇ。」
  えりんっ「まぁ彼らは渋滞に巻き込まれるのを承知で来てるんだからしかたないす
        ね(笑)。」

  あびぃ 「そういえば紅葉の時期だったのにあまりそれらしい写真がないんだけど......。」
  えりんっ「意外と針葉樹が多くて東北の山のように山全体が赤く染まるっていう感じじゃ
        ないすね。」

  あびぃ 「またそうやって言い訳を......(汗)。」


  あびぃ 「山歩きシリーズ第3段はあるのかしら???」
  えりんっ「そりはなんともいえないっす(汗)。」
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