「撮す阿呆に乗る阿呆 同じ阿保なら両方よ」と言うことで、鉄道好きな私は 「惜別の碓氷峠」パパラッチをしたのだ。それにしてもこの「阿保連中」の多い こと、何たることぞ!私もその一人なのだが・・・・・ 『特急あさま』が横川、軽井沢で行う儀式。多くの人は今まで気にもしなかった であろうものに、これが無くなるということで、こんなに大勢の人が押しかける とは・・・・・ 私は以前から、ここを通る時は必ずこの儀式をホームに降りて見るか、車内で 身体に感じさせていたのだが、今回もう、最後だということで遂にパパラッチの 一人になってしまったのだ。横川駅では、この連休のイベントの準備が進められて おり、構内脇の広場にシートを広げ遅い昼食。「あっ、出る!」急いで柵へ走る。 機関車2両に後押しされて特急あさまはホームを出てすぐの急勾配を行く。 それを見送るのだ。「がんばれ!」・・・ただそれだけ・・・・・ 踏切が鳴り出す。今度は上りだ。機関車2両を前に付けて(ブレーキの役) ホームに入って来る。そして『特急あさま』はここで機関車をはずし、何事も 無かったかのように終点上野に到着する。 一般の人は機関車を連結して走る『特急あさま』の姿など思いもしないだろう。 それがなくなるのだ。峠の釜飯は残るけど、横川〜軽井沢間の線路が無くなる。 何とも淋しいことだ。 それにしても、にわかパパラッチはオツカレサマでした。 1997・9・8 機関車を連結して走る(特急あさま) |