100万ドルの笑顔   

 早朝、電話のベルで起される。友の死を知らせるものだった。半月ほど前会ったばかり、「風邪が抜けなくて・・・・微熱がとれなくて・・・・」彼女は訴えていた。
胃癌の手術をしてから3年目。順調に回復し、みな喜んでいた矢先のことだった。
再発した癌は脊髄に入り、ついに帰らぬ人となってしまった。
いつも笑顔の人だった。100万ドルの笑顔だった。常に前向きの彼女だった。
素晴らしい友をなくし、未だに信じられないでいる。
机の横の壁に懸けてある二人で撮った写真!私の好きな写真の1枚!シルバー大卒業旅行でのものだ。二人して200万ドルの笑顔!楽しかったあの時、悔しかったあの時、つらかった時・・・・・いろいろあったっけ・・・・・ほんとに有難う。
でももう、サヨウナラなのね・・・・・なんで?どうして?貴女ともっともっとお友達でいたかったのに・・・・・