プ  ア  マ  ナ

 

 ハワイアンソングが好きだった私、未だフラが一般に踊られていない頃、ある旅行の夕食後、ポリネシアンショウを見た。タヒチアンダンス!素敵!素敵!もう一気に夢中になってしまった。フラが習いたくなった。明治生まれの母は猛反対「お母さんの目の黒いうちは止めて欲しい」と、フラは(裸でお尻を振って踊る)そう思っていたらしい。今思えば私自身も、フラをよく知らないでいた。よくフラダンスというけどあれは可笑しいのだ。フラとはハワイ語で踊りのこと。踊り踊りだなんてネ。フラでいい。フラと言えばハワイアンダンスなのだ。そして古典のカヒコ、現代のアウアナと、習いはじめて以後に知った。 六十も過ぎたあるとき、地域センターでフラの講習会があった。勇んで参加。私のフラ第一歩だ。先生は素敵な方、アシスタント二人、デモンストレーションで踊ってくれた【南国の夜】にはもううっとり、「何時になったらあのように踊れるの?」皆で顔見合わせたのが昨日のように思い出される。

先ずは【月の夜は】を習う。さぁ大変!寝ても覚めても「月の夜は浜に出て・・・月の夜は浜に出て・・・」と頭から離れない。そんなこんなで講習が終り、後に愛好会が誕生。その会の名称を決めるのにあれこれと、私は「月の夜は浜に出て・・・・・」と頭から離れなかったので、(ムーンビーチ)を提案したところ、即(ムーンビーチ)と決まり、おまけに代表をさせられてしまう。当時は夢中で練習を重ねたものだ。その後、初めて人様の前で踊ったのが、かの【プアマナ】。初めて衣裳を作り先生からレイを掛けていただいたのも懐かしい。「ハイこっち向いて・・・後ろ向いて・・・」と嬉しかったなぁ〜

【プアマナ】楽しい我が家を歌ったこのポピュラーな曲は、私のフラの原点である。今、自分が指導しているサークルも(プアマナ)としている。又、イヴェントの時も、一曲は【プアマナ】を踊るよう心がけている。

プアマナ ラハイナの我が家かぐわしの花に囲まれ   

親愛の情にあふれる我が家・・・・・・・・・・・