その１･･･ＯＬ時代のこと。わが社にお出でなさったのだ。イヤナ税務署が･････
私はまだ、周りが落ち着かない気持ちも知らなかった。そのころ私は茶道を やっていた。三時のお茶のとき社長曰く「君、おうすを差し上げろよ」と･  ;和菓子は何だったか忘れたがとにかく点ててさしあげた。これが良かった。 畏まった税務署員曰く「永年仕事であちこち行っていますが、又個人的にも おうすを頂いたのは初めてです。美味しかったです」と喜ばれた。和菓子も一味違ったようで、好印象を与えたのは確かであった。

その２･･･北海道旅行のこと。日高本線のある駅で、列車を待ったときのこと、ホームの後ろはジャガイモ畑、私たちは辺りで写真を撮っていた。その折、駅長 さんにもシャッターを押してもらったり、撮って上げたりしたものだ。帰京し た後、写真を送ってあげたところ･････ 駅長さんからの礼状が届き、「今ま で多くの観光客に写真を撮ってあげたり、撮られたりしたものです。でもそれ っきりで、こうして送っていただいたのは初めてです。来年三月自分は定年なのでいい記念になりました。」と、切手と馬の写真が添えてあった。私は嬉 しかった。そしてこう結んであった。「今度は婿さんと来てください･････」と･･･　 以来、北海道へは行っていない。

その３･･･那須へ来て翌年のこと。一年おきに行われるという部落毎の芸能自慢大会、私はフラをエントリーした。お気に入りのブルーの衣裳で踊ったのは【フラ オマキ】私の好きな曲のひとつである。 その時の司会者（役場の職員）曰く「この文化センターの舞台で、フラが踊られたのは初めてです」･････と、未だフラが一般には知られていなかったらしい。観光で観るぐらいだったのかも。私は自慢したくなったわょ〜。上手下手は別として･･････

   私が始めてフラを踊った舞台。このようなことがあって後、公民館よりフラの指導を依頼され講習会が始まり、その後には愛好会も誕生。今では毎年、ダンス部文化祭にはこの舞台でフラが踊られている。あれから何年経っただろうか？そして私はいつまで踊っていられるだろう？体力の衰えを感じさせられる今日この頃だ。