初心に帰る


 職場を離れ、地元の山歩きサークルに入っていた時のこと。サークル発足以来、記念すべき
百回目の山行を迎えた。何処に行こう?やれあそこがいい。こっちがいい。一泊で行こう・・・
何処か素敵なとこない?いろいろと意見が出た。その時一人が言った。「いっそ初めて行った
山はどう?」即座に決まった。それが石老山!
「記念山行だと言って、特別大げさにしないで第一回に行った山に」と言う。
当時私は、未だ入会していなかった。登ったこともない山だっし、なかなか良い案だと思った。
山行当日は好天に恵まれ、頂上付近では見事な桜が私たちを迎えてくれた。
桜の下での記念写真、み〜んな、いい笑顔で写っている。
その後、再度桜の時期に他の友人を誘って登ったものだ。
何事においても節目を迎えたとき、特別なことをするも良し、考えがまとまらなかったら、
いっそスタートに戻ってみる。これまた良いものかと・・・・・私は思う。