雪 山 賛 歌


中央線下り、鳥沢あたり右手に大きく現れるのが扇山。二度目は百蔵山からの縦走だった。
三月、中央線猿橋を降りたときは穏やかないい陽気。(早春賦)を口ずさみながらの
ルンルン気分。百蔵頂上は雪が少々あるだけだった。ところが、扇山への道に一歩踏み入ると、
そこはもう白い世界。百蔵からの縦走は初めてであった。北側を登ることになる。道なき斜面、
だが適当に踏みしめられた足跡を辿って登る。むしろくねくねとした登山道を登るのよりも
楽な気もした。が、雪道はつらい。頂上付近ではもうバテ気味、何とか鳥沢からの合流点まで
頑張ったものの・・・もう限界!座り込んでしまった。
あの時のインスタントラーメン!は最高だった。家で、食べるラーメンとは段違い!
(たかがインスタントラーメン・されどインスタントラーメン!)美味しかった〜
生き返った?あと、無事扇山頂上へ。
帰り中央線の車窓から見る扇山。白い世界がうそのよう。いつ見ても懐かしい。
あの白い世界を思い出す。私にとって思い出がいっぱい詰まった山だ。