「煎餅あるか?」と、夫。 「あるわよ、自分で出して」 私はパソコンの手を休めないで、その行動を見ていた。彼は先ず、 ワゴンの棚にある にんべんの缶を開けている。 「それはダシノ素!でしょう」だが、私は黙っている。 次にレンジの下の棚の菓子缶に気がつき、 あられ一袋を出してきた。 「それだけじゃなく、入れ物も持ってこなくちゃ」 私は、あられを入れる器のことを言ったのに 彼は入っていた缶を持ってきたのだ。もう、私は・・・メ∂σ(`´メ)(`ヘ´)(`ヘ´)(`ヘ´) 「菓子鉢でしょうに・・・・・!」つい、声が荒くなる。 「俺は袋を切ってそのまま摘まんで食べりゃいいんだ!」となると、彼は一人で食べる気なのか? 一袋といっても詰め合わせの中の一袋、小袋だ。多寡が知れているが・・・ 「これにあけて食べてよ!」私は小鉢を出してきた。夫は袋の封を切って空けた。お互いダンマリ 彼はテレビを見ながらポリポリと・・・・・・ 「食べりゃいいのに・・・・」 「うん」 私はパソコンの手を休めない。(お茶なんか入れてやるもんか!)手を出したいけど ここが我慢のしどころ。敵も然るもの引っかくもの、やけ食いだろうか、ポリポリと・・・・・ み〜んな食べてしまったのだ。 私は知らん振りしていた。(実はじっと見ていたのだが) やおら経って 「私も食べよう・・・」と、空っぽになった器に、柿の種を出した。お茶も入れた。 今度は私の番だ。「摘まんだら?」 夫はお茶を飲んだ。が、・・・・・ 柿の種は、結局私が全部たいらげてしまった。 この軍配、どちらに? どっちでもいい。私は柿の種、大好きだモン〜〜〜美味しかったわよ〜〜 |