先日、素敵な女性に出会った。彼女は八十二歳だという。確かに年齢はうなずける。服装は地味なもの。白髪交じりの長い髪を束ね、浅黒い顔にはこれといったメイクもなし。だが、めがねの奥に優しい目が笑っている。背筋をピンと伸ばし、黙って椅子に掛けていた。○○女史といったような威厳があるわけでもなく穏やかな笑顔だった。 「この人だ!」私は直感した。 「もう八十を過ぎた方だけど素敵な女性のお話があります・・・・」とのお誘いで行った、アースディ。そのお話はやっぱり彼女だった。(話の内容は省略) 豊かな表情、よどみなく話す声は若々しく弾んでいた。彼女には、どうしても老人という言葉が当てはまらない。一般的にはお年寄り、オバアサン、老女、老婦人・・・・・未亡人(二年前に御主人を亡くされたとのこと) だが、私にはどうしても女性、素敵な女性としか映らなかった。 何故だろう? 何だろう? 考えてしまった。やっぱり姿勢だろうか?笑顔だろうか?永年の経験、彼女の生き様だろうか。黙ってそこに居るだけで存在感があり、話す言葉には説得力があった。周りを和ませる雰囲気があった。笑顔!豊かな表情、ナイスハートな女性【老い】を感じさせない女性! (スマートな老人になりたい)と思っていた私、(違う!あのような、いつまでも素敵な女性でありたい!)と思った。 だが、一寸待てょ! スマートな老人=素敵な女性・男性でありうる訳だ。白髪・しみ・しわ・くずれゆく体形、鈍い行動、物忘れ、これらは年輪よ〜 三段腹は勲章よ〜 でも、これだけじゃぁ、やっぱりお年寄りじゃぁない? 自分で勝手にそう思ってるだけ <(_ _)> そうよ! 目に見えない年輪、勲章! 見えなくても、もっているものが何かある人! 誰かさんの詩、コマーシャルじゃないけれど、 【見えぬけれどもあるんだよ】ってね・・・・・ 内なるものは自然と現れるもの、やっぱりナイスハートよね〜 まぁ〜るくなりつつある背中、気持ちだけでも背筋をピンと、笑顔!笑顔!でいつも前向きに! と言っても、つい背中が・・・・・肩が・・・・・ これじゃぁいけない! 目指せ! 少しでも 素敵な女性に 近づけ! |