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普段、私は2種類のPDAを使っています。ひとつは、一昔前に安売りしていた、Palm機であるHandspring製Visor プラチナ。購入価格(というか定価)1万5千円。もうひとつは、今年の春に中古で購入したPocket PC 2002機である東芝製Genio e550X。中古価格1万5千円(笑)。Visorは、高速なレスポンスを生かして、主にスケジューラ・辞書・メモ帳という、通常のPDA用途で活用。Genioは、高性能・カラーという利点を生かして、動画再生、Webブラウズ、メーラーとして活用。・・・どうして2つがまとまらないのでしょうか。(1) PIMソフトの使い心地 Palm用のWindows側PIMソフトであるPalm Desktopのできが良く、高速レスポンスなどの利点もあるため、Palmでのスケジュール管理は外せない。対して、PocketPC 2002はOutlookとなるため、挙動がどうしても重くなる。(2) PDA本体側の挙動 高速なCPUを搭載しているはず(ARMアーキテクチャ200MHz程度?)のPocket PCの動作は遅く、アプリケーション切替えボタンをおしてから1秒〜最大10秒(平均4秒程度?)のタイムラグが発生する。すぐにメモが必要な時に、この遅さは致命的だ。 対してPalm側は33MHzのCPUながら、平均1秒で切り替えが完了する。この時間はPDAとしての要求を満たすのである(電源オンとアプリ切り替えが1度に行えるため、実際に待たされることは少ない)。(3) 動作の安定性 PDAとして使うのに必須なのは動作の安定性。2つのデバイスのリセットボタン利用比率は、PocketPC:Palm=100:1だ。大袈裟なように見えるが、それだけリセットボタンをおしているのは事実なのである。PDAとしては、必要な時にハングアップされては困るのだ。(4) バッテリ持ち時間 Visorが白黒なせいか、単4アルカリ乾電池で1月以上という長期稼働を実現している。対して、カラーのGenioは「フロントライトOFFで」12時間だ。・・・仕方ないのでGenio用予備バッテリを持っているが、安心して使えないのも私にとっては問題なのである。(5) ネットワーク環境 VisorにはCFスロットが標準では付いていないため、AirH"での通信ができない。対して、GenioはCFスロットを装備しているため、そのまま利用できるのである。IRCなんかも繋がったりして、遊び用途としては最適かもしれない(笑)。(6) SDカードスロット 他のメモリじゃ駄目なのかと言われると、「駄目」としか答えようがありませんw。Genioを含め、現在4つの機器で利用しております・・・が、当然Visorには標準ではついていません。(7) 動画再生 Genioはモバイルムービーデバイスとして出来上がりました。動画ファイルは、PCからSDカードへ落とし込み。これで時間の節約に(笑)。当然、非力なVisorではそんな話は夢のまた夢なのでした・・・。多分、統合するとすれば、PDAとして使えるPalm機となるのでしょうが、現状ではラインナップが少なく、要求を満たせる物が存在していません。というわけで、2つのデバイスに分かれたままの日々が続いてしまうのです・・・w