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(上からの続き) アーケードも含む最近のゲーム機の、頂点まで行ってしまった３次元物体の描画能力のおがげで、見事に現実と非現実の区別がつかなくなるという落とし穴にはまってしまいます。このことが起こっているのを指摘してくれたのはキャベツタロウ様なのですが、あまりに落とし穴にはまっているのが嫌という程分かり過ぎ、もう２度とゲームを買うのは嫌だと神に誓ってしまいます。(それでも、グラフィックチップを作ることに関心を持っている事を許して下さいね。) ここで話をもどします。くどい程御存じのように、MSXには最近のゲーム機のような能力は持ち合わせていませんので、今のものと比べてゲームの外見上の抽象度は恐ろしく高いと思います。これで"神への誓い"は破り易くなります。そのうえ、珍品ゲームなので嫌々買ってしまいました。 この原稿を書く前に前に書かれた書き込みも見せて頂きました。どうやってMSXも構おうか苦労されていますね。わたしの現在の主なMSXの使い方はというと、以前のMIPを見ていただければ分かります、４こま漫画を描くのにグラフサウルスを立ち上げて、SCREEN 7画面で描くというものです。マウス一発では描けませんのでPPC用紙を買って来てラップスキャンです。 わたし自身、今の漫画の様にスクリーントーンで明るさを徹底的に制御するようなこまは馬鹿馬鹿しすぎて描くのが嫌です。漫画は工業製品であり、美術製品であるわけないと思っていますし、そんなに明るさを制御したかったらプログラムで描くべきです。このような訳と、グラフサウルスしか使えない体であるため、手描きCGを描くのにMSXとグラフサウルスは欠かせません。Macintosh用のお絵書きプログラムもWindows用のお絵書きプログラムも試してみましたが、肌に合いませんでした。 ただ、このMSXも構う構い方の問題にはおおらかに向き合って構わないはずです。わたし自身、大学生のときに、問題を解決するのに適切な道具を使ってよいということが分かりましたので。 それではまた。