RPGとはなんぞや?
第1章 - 冒険の世界への扉 |
Chapter 1 |
楽しい解説「RPGとはなんぞや?」です。軽い気持ちでお読みくださいませ。 | |
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サリナ | は? |
GM | ……あらら、さっぱり聞いてなかったみたいですね(^^;。とりあえずこれを読んでいる皆さんに自己紹介をして。 |
サリナ | 私の名前はサリナ。GMの設定によれば、19歳の女性らしいわ。 |
GM | ……私への嫌味か(^^;。 |
サリナ | あとはGMが決めてないからわからない。 |
GM | ごめん(^^;。とにかく説明を手伝ってね。 |
サリナ | ねえ、RPGって何?さっきの説明じゃわからない。 |
GM | ……それじゃあ、身近なところから説明していこうね。 |
サリナ | うん。 |
GM | サリナは小説読んだことある? |
サリナ | あるよ。 |
GM | 映画とかドラマを見たことある? |
サリナ | なにそれ? |
GM | ほら映画館とかテレビでいろいろとあるでしょ? |
サリナ | 映画館って?テレビって? |
GM | ……。 |
サリナ | 小説なら読んだことあるよ。 |
GM | その一つ一つが物語だよね? |
サリナ | うん。 |
GM | ファンタジー、時代劇、SF、ホラーなども、「物語のひとつ」ということはわかるよね? |
サリナ | もちろん。 |
GM | その物語の登場人物になってみたいと思ったことはある? |
サリナ | あるっ。ああ、あの人のようにたっぷりと食事がしたい……。 |
GM | (何の話を思い浮かべてるんだ?)まあいいや。「自分が主人公の物語」を実際に体験したいと思ったことは? |
サリナ | ……そして超美形な王子様と結婚して、うんと贅沢を……。 |
GM | 答えてはくれないけど、実際そう思ってるな(笑)。しかし、いつまでふけっているのだろう?(^^; |
サリナ | ……(まだ続いている)…… |
GM | (無視して)もちろん、現実にそんなことをしようとしたら、現実社会とは別れを 告げなければなりません(もちろん、「自分が主人公の物語(人生)を既に体験して いる」というのは別です)。ではどうしたらよいのでしょうか? |
サリナ | あきらめちゃえば? |
GM | こらこら(^^;。『仮想世界』で体験すればいいんだよ。 |
サリナ | 仮想世界? |
GM | そう。自分たちの想像で作り上げた世界のことだよ。 |
サリナ | 夢とか? |
GM | そうだね。それで、仮想世界で物語を体験する(創っていく)ことが、RPGなん だよ。 |
サリナ | そういえば、役を演じるって言ったよね? |
GM | うん。自分が登場人物の役を演じるんだよ。 |
サリナ | ところで、GMって何? |
GM | (^^;;。ゲームを進行したり、PCが見ている情景を伝えたりする人のことだよ。 |
サリナ | ふ〜ん。じゃあ、NPCって? |
GM | ……お前のことだぞ(^^;。GMが演じるキャラクター(つまり、プレイヤーの演じるキャラクターではないキャラクター)のこと。仮想世界にPCだけしかいないとつまらないだろう? |
サリナ | じゃあ、私はGMなの? |
GM | 違うってば(--;。NPCはキャラクターであって、GMはそれを演じる人なんだよ。 |
サリナ | なるほど。じゃあ、何のために私を呼んだの? |
GM | 私だけで説明してもつまんないだろう? |
サリナ | そうね、文才無いみたいだから。 |
GM | あのなぁ……。(先が思いやられるな) |
サリナ | GMに強制されるの? |
GM | なんで? |
サリナ | 「ルール」より強いんでしょう? |
GM | そうだよ。でも、無意味に行動を制限することはしないよ。ゲームにならなくなるし、みんなに楽しんでもらいたいからね。 |
サリナ | よっ、マスター、えらいっ!! |
GM | 本当にわかっているのかなぁ(^^;。 |
サリナ | ところで、「ルール」って何? |
GM | ……やっぱり(^^;。 |
サリナ | GMの都合のいいようにルールを決めれるの? |
GM | うん(^^)。 |
サリナ | じゃあ、重力を上向きに働かせて。 |
GM | (^^;。無理なお願いがかなわないのと一緒だって(^^;;。 |
サリナ | だって、面白いと思うけど。 |
GM | さすがにGMと言えども、無理なことはあるものです。 |
サリナ | えっ、どこどこ?見えないよ、GM。 |
GM | 「見えない」じゃなくって、君に見えていることを言ったんだよ。銀髪の、青い目をした……耳がとがっているね。 |
サリナ | ? とりあえず、話しかけてみよ。 |
GM | ……何を?CRPG(コンピュータRPG)じゃないんだから。 |
サリナ | CRPGって何? |
GM | し、しまったぁ〜(TT)。 |
サリナ | そうだったの? |
GM | うん。 |
サリナ | ごめんね、マスター。 |
GM | 素直でよろしい(^^)。 |
サリナ | 「こんにちわ」と「そこのお兄さんっ」だと反応が変わるの? |
GM | うん。「こんにちわ、お嬢さん」と「何か用でしょうか、お嬢さん」の違いだけどね。 |
サリナ | じゃあ、「そこのお兄さんっ、こんにちわっ!」 |
GM | 欲張りめ(^^;。 |
お兄さん | こんにちわ、お嬢さん。私に何かご用でしょうか? |
サリナ | お茶しな〜い? |
GM | ナンパしてどうする(^^;。 |
サリナ | じゃあ、さっきのお兄さんは? |
GM | たぶんエルフでしょう。一応、ソード・ワールドでプレイヤーが扱える種族の代表的な特徴をあげておくよ。 |
人間 | 皆さんお馴染みの人間です。この種族を知らない人はいないでしょう(^^;。 |
エルフ | 彼らは森に住む妖精の一種で、その容姿の美しさとその不死性(寿命が約1000歳と長いのです)で、人間の羨望を受けています。 特徴:先端のとがった耳、細身、肌の色は白に近い |
ハーフエルフ | エルフと人間の間に産まれた者のことです。両者の特徴を合わせ持ちます。人間の血液型の「A,AB,B」の関係のように、クォーターなどは生まれません。ごく希に、人間同士の間にも隔世遺伝によってエルフやハーフエルフが生まれることがあるようです。 |
ドワーフ | 彼らはもとは妖精族の一員で、身長は120cmほどでまるまると太っており、あごには長いひげをたくわえており(女性にはありません)、だんご鼻です。髪の毛は茶褐色から暗褐色で、肌も濃い肌色が普通です。暗視ができ、手先が器用です。 |
グラスランナー | 彼らはもとは草原の妖精族の一員です。身長は1mほどで人間の子どものような体形をしています。耳が少しとがっていることが違う程度です。彼らの性格は非常に明るく、おめでたいものです。彼らの望むことは、旅をすることで出会う様々な見聞や体験などで、そのために一つの所に定住する習慣はありません。植物や動物と意志を通じ合えることが出来ます。 |
サリナ | ふーん、そうだったのね。私、エルフがいいなぁ。 |
GM | もう人間って決めたんだもん。 |
サリナ | え〜っ、残念。 |
GM | ……。(サリナにしては素直なほうだなあ。) |
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