RPGとはなんぞや?
第3章 小道具の数々 |
Chapter 3 |
楽しい解説「RPGとはなんぞや?」です。軽い気持ちでお読みくださいませ。 | |
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GM | サリナ、準備はいい?さて…… |
サリナ | 武器や防具を買ってないけど。 |
GM | え゛っ?なぜそんなことを知っている? |
サリナ | GMの顔から読みとったの。 |
GM | ……なになに(鏡で自分の顔を見ている)……『武・器・と・防・具・の・こ・と・は・話・そ・う・か・な・?』……しっかり読めるね(^^;。 |
サリナ | (とても嬉しそうに)うんっ!! |
GM | ……消してこよう(^^;。 |
サリナ | 教えてくれないの? |
GM | とりあえず、武器と防具は、武器と防具です。 |
サリナ | 全然説明になってないよ。 |
GM | 説明してないもん(^^;。とりあえず、身を守る道具ね。ソード・ワールドの世界には怪物も住んでいるらしいからね。 |
サリナ | だったら、詳しく説明してよ。 |
GM | そのうちね。 |
サリナ | え〜ん。 |
GM | 大丈夫だから落ちつきなさい。ちゃんとゲームをする時に説明するから。 |
GM | 装備(武器と防具)の話は今は考えないでおいて、準備はいいかな? |
サリナ | 何も教えてくれないの? |
GM | まずは、冒険者の生活に欠かせない物を買いに、ソード・ワールドの道具屋に行きましょうね。 |
サリナ | うん。 |
GM | 店に入ると、こじんまりした店内に色々な商品が並べてあるのがわかる。店の主人らしい、気の良さそうなナイスミドルの男性が話しかけてくるよ。 |
主人 | いらっしゃい。……おや、初顔だねぇ。 |
サリナ | うん。GMに作られたばっかりだから。 |
GM | ……。 |
主人 | 何を買いに来たんだい? |
サリナ | え〜っと……なんだっけ? |
GM | 「これから冒険をしたいと思うんだけど、冒険者として生活するのに欠かせない物ってありますか?」だよ。 |
サリナ | これこれこういうことですが、ありますか? |
GM | 省略技を使うなよ(^^;。 |
主人 | ほう、冒険者の仲間入りをしたいのかい?じゃあ、ちょっと待っててね。 |
GM | 主人は店の奥に入っていったよ。 |
サリナ | GM、店の主人って何をしにいったんだと思う? |
GM | 多分、冒険者に欠かせない道具を持ってくるよ。 |
サリナ | へぇ。この世界って冒険者が結構多いの? |
GM | そうそう、だからこそ店の主人も慣れてるんだろうね。しょうもない新米冒険者がいっぱい来るから(笑)。 |
サリナ | (ちらっ)なにか言った? |
GM | い〜え(笑)。ほら、来た。何やらいっぱい物を持ってきたよ(話をそらす)。 |
主人 | お待たせ。まずは袋だね。物があっても入れる物がないと、行動しにくいからね。背負い袋とベルトポーチ、小袋、水袋っていう組み合わせがいいと思うよ。 |
サリナ | そんなにもいるの? |
主人 | 水袋は旅には大切だし、小袋はお金を入れるのに便利だ。ベルトポーチにはよく使う物を入れておいて、後は背負い袋にしまうってところかな? |
サリナ | ふ〜ん。 |
主人 | 次はキャンプ用品だな。冒険に出ると、「広い夜空の下で野宿」なんてことも起こるからね。君にはマント、毛布、食器、調理道具ってところだね。 |
サリナ | マントは何か関係あるの? |
主人 | 使い方次第で便利な道具だよ。まず、野宿する時に地面に敷くという使い方がある。 |
サリナ | 簡易布団・・・になるの? |
主人 | 何も無いよりは、ずいぶんましだよ。他にも、簡易的な袋にもなるだろ? |
サリナ | あ、濃い緑色の地に白い模様がついてて、物をまとめるように使う風呂敷みたいな奴? |
GM | お前はどっかの泥棒かっ!(笑) |
主人 | つづいては照明器具だ。夜間の行動や洞窟では必要になってくるね。ランタン、油、ほくち箱の組み合わせがいいと思うよ。 |
サリナ | ほくち箱って? |
GM | 火をつけるための道具だよ。マッチ箱のような物と覚えておけば、いいんじゃないかな? |
サリナ | へ〜ぇ。で、マッチ箱って何? |
GM | はっはっは(呆れきった果ての笑い)。 |
主人 | 次は冒険用道具だよ。これは、ロープがあればいいんじゃないかな? |
サリナ | くさびとかは? |
主人 | あまりかさばるのもいやでしょう?仲間に持ってもらったら? |
サリナ | まだ仲間がいないのよ。 |
主人 | ちゃんと探すんだよ。 |
サリナ | はい。 |
GM | ……またナンパするんじゃないぞ(^^;。 |
主人 | そうそう、技能は何がある? |
サリナ | シャーマンとセージです。 |
主人 | セージなのか。じゃあ、これはもっておいた方がいいね。羊皮紙と羽根ペン/インクだよ。 |
サリナ | 何に使うの? |
主人 | ??? |
GM | こらこら(^^;。勉強するのには紙と筆記用具が必需品だろ?それとも、棒きれで地面に書いて、地面ごと持ち運ぶ気か?(笑) |
サリナ | あ、そうか(笑)。 |
GM | どうやら、お店の主人のお陰で必要な物は一通りそろったようだね。親切でよかったねぇ。 |
主人 | だいたいこんなもんだね。 |
サリナ | ありがとっ! |
主人 | 332ガメルだよ。 |
サリナ | ガメルって? |
GM | ごめん、いい忘れてたけど、ソード・ワールドでのお金の単位だよ。ちなみに、1ガメル銀貨しか存在しないから、多くお金を持つときは宝石に替えることもあるよ。 |
サリナ | 私、持ってない……。 |
主人 | おいおい、冷やかしかい? |
GM | サリナ、これを使って(と銀貨を渡す)。 |
サリナ | あ、さんきゅ。え〜っと……はい、これ。 |
主人 | あ、どうもありがとう。これからもこの店をよろしく頼むよ。 |
サリナ | じゃあね、ばいばい(手を振る)。 |
GM | ……何か相手のことを勘違いしてないか?(^^; |
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