津江地方の渓 | |
(1)鯛生川支流藤蔵谷 | |
(2)鯛生川支流早水山川 | |
(3)鯛生川支流中川内川 | |
(4)鯛生川支流黒谷 | |
(5)鯛生川本流 | |
(6)川原川支流白草川 | |
(7)上野田川支流雉谷 |
中津江村・鯛生川 |
筑後川の源流部である津江地方(前津江・中津江・上津江の各村)には、 |
蜂の巣城の攻防で知られるように、下流より松原ダム、ついで下筌ダムが有り、 |
それぞれに多くの渓がそそぎ込み古くからあまたの渓流魚と多くの釣り師を |
育んできた地である。実は私もこの地で渓流釣りのいろはを教わり、そして今日、 |
遂にキチガイの仲間入りをした思いでの地でもある。 |
津 江 川 漁 協 | |
大分県日田市中津江村栃野353 TEL 0973-54-3633 | |
令和 4年度 マス類遊魚料 | (年券 3500円) |
(日券 1000円) |
津江漁協は、(旧)中津江村役場産業課内に事務局を置き、区域は中津江・上津江の両村のみ。
下流の前津江村・大山町は日田漁協(0973-22-4021)の区域内である。
【 禁漁河川 】は毎年変化するので、漁協に問い合わせてください。
津江方面の河川地図は下記を参照されたし。 |
中津江村役場の上流2kmで鯛生川本流左岸に出会う渓。 |
釣り場迄のルートは |
菊池市〜25km〜穴川峠〜3km〜柿の谷〜5km〜鯛生金山〜7km〜丸蔵小学校 |
入り口まで都合40km。尚、中津江役場までは更に2kmを要す。 |
釣り場は丸蔵小入り口の間地橋を渡り、一軒めの民家裏を左折し約2km進んだ辺りで |
入渓。しばらくは貧相な渓が続くが、大石周りや落ち込みを丁寧に探ると意外な大物。 |
前津江の曽屋峠に続く920mのピークが源、 |
《天然アマゴ》の沢で入渓者も少なく、林道が付くので下山も安心。 |
仕掛けは短めがよろしい |
鯛生川支流 早水山川
鯛生川本流へは、藤蔵谷と同じく間地橋下で合流する。 |
釣り場迄のルートは |
菊池市から鯛生金山へと進み、国道442号を横断し直進すると宮園を過ぎて、下流の |
丸蔵から登って来る町道に出会うのでここを左折、約1.5km進んだ所で更に右下に下る |
林道を進むと梅野川の橋に着く。(菊池市からここまで43km。) |
釣り場は、橋のたもとから入渓、上流300mでゴルジュと成るので右を巻く。 |
ゴルジュを抜けると二股、右股が早水山川。 ( 左は石場川で釣果は期待出来ず ) |
釣り場は約2km先の林道分岐まで、駐車は第2橋の袂か、トンネル手前右下の河原 |
が適地、ここはキャンプもOK。 |
尚、梅野川には疑似餌(毛鉤・ルアー)専用区間が設定された模様。 |
ここは、酒呑童子山(1181m)の北尾根に源を発し、中津江村下切で鯛生川右岸に |
出会う、流程が約5kmと短い沢であるが、初夏に《ワサビ》や《タラの芽》等の【山菜】が |
採れるうれしい渓なり。家族連れで山菜採りを目的に出かけるも良し。 |
ルートは |
菊池市から鯛生金山へと行き、R442を役場方向に約3km進んだ右手の中川内橋を |
渡り、更に林道を3km行くと中川内集落の橋に着く。(菊池市より39km) |
車は橋の先に停め、ここで入渓。集落下はゴローの沢で、橋から上流が釣りの対象。 |
渓は上流で二股となるが右股を取る。沢に沿い林道が付く。 |
中川内からは、平〜簾を経てR442への迂回林道が付き、初夏の簾集落のサツキの |
群生は、それは見事な美しさである。 |
ワサビ |
菊池市から鯛生金山へ行きR442を右折、そのまま下ると約9kmで中津江村役場。 |
更に1kmで右に橋を渡ると庭園美で有名な伝来寺に至る。 |
寺の前を通過して林道に入ると約1.5kmで右に養魚場、更に500mほど進むと、左上に |
集落、この集落前で適当に車を止めた後、右岸を約200m下り、養魚場の直上で入渓。 |
すぐに大淵を持つ砂防堤と成る。ここは、右を巻いて越せる。 |
砂防堤の上はゴローが300m続き、その先で二股と成るが、左股が狙い目。 |
右股は200mで砂防堤、それぞれ林道がつき、両股とも源流部には《ワサビ》の自生を |
見る。右股は簾部落のピーク(862m)、左股は四ツ城山(820m)が源。 |
昭和60年に【37cm】のトロフィーサイズが揚がっている |
鯛生金山のR442分岐を右折、役場方向に約1.5km進んだ所で右に林道入口の橋、 |
橋を渡ってさらに1km進むと左下に砂防ダム。ダムの上流500mで入渓。 |
ダム上流は、しばらくゴローが続く。林道は金山裏で柿の谷の県道に出会う。 |
柿の谷の前後は平凡な渓。 |
樫の木ツル谷出会いの砂防ダム上に大物確認。地蔵元谷は釣果なし。 |
桑手平谷は合流点より1.5km上流の砂防ダム迄が釣り場。御所の谷は未確認。 |
尚、柿の谷へは、【菊池〜穴川 】ルートとは別に、【菊鹿町矢谷〜宿ケ峰尾峠】の |
ルートでも行く事が出来る。 昭和60年夏に地蔵元谷出会いの民家裏で27cm。 |
鯛生川本流筋は、どの沢も数の期待もてず。 |
菊池からR387を立門へ。菊池渓谷分岐を左折し、鉾の甲峠まで19km。 |
峠を下ると2kmで笹野のフイッシングパークに至る。(ここまで菊池より21Km)。 |
更に下ると、6.5kmで津留の集落、右に白草入口橋があるのでこの橋より林道を登る |
と1kmで白草橋に到着する。橋の袂に駐車スペース有り、ここより入渓。 |
入渓地より約2kmの白草部落下の大滝までを釣る。途中、淵や釜ありで流呈が短い割 |
にはそこそこの渓相。 |
部落内の釣り堀の建設で下流の沢の荒れ様は、何とも残念ナリ。 |
集落の神社下で二股、左股は集落の外れから林道が付き、再度釣行出来る。 |
この林道は、上流でスーパー日田林道に続く。 |
菊池〜10km〜立門、ここで左折、更に200mで雑貨屋の角を右折し更に菊池スコーレ |
方向へ。スコーレ前を通過し、杉生川沿いに進むとオートポリスの県道分岐に至る。 |
県道分岐を左折し、約3km下ると雉谷の郵便局前に至る。 (立門より15km)。 |
釣り場は |
@西雉谷は、郵便局前を左折、天満宮裏から入渓し、約2kmを釣行。 |
A南雉谷は、郵便局前の橋から入渓し、約3kmの本流を釣行。 |
B東雉谷は、郵便局を更に約2km下った東雉谷橋の袂で入渓し、約3kmを釣行。 |
いずれの渓も、 |
流程が短く、更に渓趣にも欠け釣果も少ないが、渓の魅力は山菜が豊富な事にある。 |
雉谷下流の上畑中で入渓する上野田川中流域は、生活排水による濁りが気になる。 |
以上の他、この地方にはまだまだ多くの《すばらしい渓》が有るが、 |
ここは過去の台風や豪雨による林業被害を最も被った所で、沢の荒廃も又、酷かったのである。 |
あれから20年、沢は元の状態に戻ったであろうが渓魚が元の状態に戻ったとの話は未だ聞かない・・・。 |
尚、隣接する福岡県矢部地方の矢部川および日向神ダムに注ぐ各渓も良い所であるので |
次の機会に紹介しましょう。 |