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【 傾 山 】 |
五ヶ瀬川は九州脊梁山地の北部、即ち、五ヶ瀬町〜椎葉村の境を成す向坂山(1684m)〜 |
白岩山(1646m)〜木浦山(1441m)〜国見峠と続く稜線の北東側より湧きい出た沢の水を、 |
更には、祖母山(1757m)〜傾山(1602m)山塊の南斜面の各沢の水をも集め、 |
やがて大河と成りて宮崎県北部を横断し、延岡市で太平洋に注ぐ九州でも最大クラスの河川 |
である。 |
これらの西臼杵・東臼杵地方ではヤマメのことを《エノハ》と称し、古くから海の魚に代わる大事 |
なタンパク源として保護し、生活の糧にしてきたのである |
従って、現在でも《密漁の監視・取締り》は厳しく、漁期や漁法は正しく守りたいものである。 |
西臼杵漁協 | ( 五ヶ瀬町・高千穂町・日之影町 ) | |
TEL 0982-82-2234 | ||
令和 4年度(入魚料) | 年券 5000円 | |
日券 3000円 | ||
西臼杵漁協の遊漁券は本屋敷の山本商店で購入出来ます。 |
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五ヶ瀬川源流付近の河川地図は以下を参照されたし。 |
脊梁山地北部の向坂山の南東尾根、白岩山と木浦山の稜線北東に源を発した沢の水は、 |
白岩林道直下で一本の川となって本屋敷の里を駆け抜ける。 |
ここが、五ヶ瀬川本流の源流帯である。 |
ここは又、九州でも希な豪雪地帯で、南九州唯一のスキー場の有る土地でもある。 |
ここまでのルートは、 |
熊本インター〜高森経由(52km)〜高森峠旅草三差路 |
旅草三差路〜R265直進 蘇陽町役場経由(18km)〜馬見原 |
馬見原のR265分岐を国見峠(椎葉村)へ右折、約13kmで本屋敷の集落。(都合83km) |
釣り場は、 |
@本屋敷の山本商店裏から第一砂防堤迄の約300m (特に砂防堤の落ち込み) |
A砂防堤上流のヤマメ養魚場横から、大型砂防ダム迄の約4kmの間 |
B砂防ダム上流の源流域 |
養魚場上流には、九州に棲ないはずのイワナが混じる(?)。 |
砂防ダム付近はR265と沢の標高差が約200m。きつい藪こぎとなる。 |
本屋敷でヤマメの里を流れる右股の沢は私有地につき遊漁料は極めて高い。 |
R265の国見峠を越えると《椎葉村》。 |
ここは耳川支流の十根川源流部で、またの機会に紹介しましょう。 |
高千穂町 上野川
祖母山系親父山(1644m)の南西稜に源を発ち、四季見原、くちや谷、竜泉寺の東を抜け、 |
高千穂町笛原で本流左岸に出会う流程わずか13kmばかりの沢。 |
ここまでのルートは、 |
熊本インター〜13km〜大津〜15km〜立野(R325分岐の大阿蘇大橋)まで。 |
立野〜7km〜長陽〜12km〜高森〜6km〜R325旅草三差路。(ここまで都合53km)。 |
旅草三差路を左折、R325川走バイパス経由で高千穂町河内まで25km。 |
河内の町中で信号を右折、更に高千穂方面へ8.5kmで上野の竜泉寺に至る。 |
釣り場は |
竜泉寺前を左折し約1km進んだ集落外れから入渓、直ぐ砂防ダム。ダムは左を巻く。 |
入渓点より1.5kmで二股。ここは右股を取り竜が岩直下のくちや橋迄の約3kmが対象。 |
左股及び、くちや橋の上流には、棲息の形跡なし。 |
上野中学校から下流の下野川出会い迄の下流域もマス混じりでOKの様子なれど未経験。 |
源流部の四季見原は山菜の宝庫。竜が岩の滝は見事な2段50mで一見の価値有り。 |
【猿梨( サルナシ ) 】 |
日之影川 見立渓谷
大分−宮崎県境の傾山(1602m)〜杉ヶ越え〜夏木山(1386m)山塊南西斜面の各沢から |
流れ出た水を集め、日之影町の中央部を貫通し日之影役場前で本流左岸に出会う五ヶ瀬川 |
最大の支流である。 |
ここまでのルートは、 |
熊本インター〜(高森峠経由 88km)〜高千穂役場〜(R218経由)8km〜平底トンネル、 |
トンネル手前を旧道に右折、更に7kmで日之影に至る。 ここまで103km。 |
日之影橋を渡らずに左折、頭上に青雲橋を、右に日之影川を見ながら見立渓谷を目指して |
もう一踏ん張り。 |
釣り場は以下の5ケース。 |
@日之影から18kmで飯干、ここから上流3kmの中村橋迄の本流を釣り上がるコース。 |
日之影から23kmで見立中、更に3kmで黒谷橋、またまた4kmで水無平橋 |
A水無平橋から入渓し、右股おもち谷出会いまでの2kmを釣り上がるコース。 |
Bおもち谷をつり上がるコース。おもち谷が日之影川本流で、源は夏木山の北西谷。 |
C水無平橋1km上流の奥村橋から入渓し、左股の奥村谷を釣り上がるコース。 |
D黒谷橋を渡らずに左の林道に入り、1km上流の英国館先から、見立本谷を釣るコース。 |
いずれにしても、熊本からの日帰りの釣行は出来ない。 |
朝夕は思いの外涼しい(寒い)ので、それなりの支度をして出かけるべし。 |
網の瀬川 鹿川渓谷
網の瀬川(鹿川渓谷)の河川地図は以下を参照されたし。 |
山岳地図で大分・宮崎県境の祖母・傾山系を見てみると多くの山々と無数の谷が、五ヶ瀬川 |
或いは北川に合流して延岡市付近で太平洋に注いでいることがわかる。 |
網の瀬川も、傾山の真南8750mに位置する鹿納山(1548m)及び、更に東南方向3750mに位置 |
する大崩山(1643m)の南西側稜線の斜面から流れる沢の水を集め、日之影町と北方町の |
境界を流れ下る、大支流である。 |
《鹿川渓谷》に入るルートは、 |
熊本インター〜( 88km )〜高千穂町役場〜( 日之影バイパス24km )〜北方町梁崎 |
バイパスの橋を渡らずに、旧道に右折、ここで旧国道の梁崎橋を渡って槇峰バス停を左折し、 |
網の瀬川を左に見て北上すると約17kmで上鹿川の鹿川渓谷入り口の今村橋に着く。 |
橋から入渓し、300m先は右股を、更に1km先は左股を取る。 |
沢に沿い林道が鹿川越(1103m)に向かって続く。 |
今村橋の下流2kmの前川橋で左股より出会う鹿納谷は、鹿川神社下の中渡瀬橋より上流を |
狙うべし。 |
【 北方町 】 |
曽木川〜役場4km下流の吐合を左折、約16km上流の石上公民館より先。 |
細見川〜役場7km下流の細見を左折、約15km上流の二股橋の左股。 |
深谷川〜梁崎の下流3kmの城で本流右岸に出会う沢。 |
城才橋を渡り上流へ約3kmの猿渡地区から先 |
【高千穂町・日之影町(本流右岸) 】 |
追 川〜役場下流1.5kmで発電所前の五ヶ瀬橋を渡り芭蕉の元方向に約5km進んだ公民館 |
付近から畑野方面にかけて。 |
秋元川〜高千穂町水ヶ崎で本流右岸に出会う沢、上栃の木で二股、右股が秋元川、 |
左股が不動の瀬川。 |
秋元川は、上流秋元の公民館前の左股を上の切集落迄を釣行 |
不動の瀬川は、本流を乙女付近まで釣行。 |
宮崎県内には、ここに紹介しきれない多くの美しい渓がまだまだある。次の機会を、乞う御期待。