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Emperor Cup

Date : 2000.11.14 00:28:28


今年で80回目という長い歴史、天皇杯という権威ある大会名、そして全国のあらゆるサッカーチームが参加することができるというまさに国内最高のカップ戦である天皇杯。しかし実情は解雇通告されたJリーガーが再就職のためのアピールの場になっているというのは悲しすぎる現実だ。

天皇杯の唯一にして最大の欠点はその日程にある。予選は全国各地で春から行われるが、本大会がJリーグ終了後に行われること、そして決勝戦が元旦ということが大会のレベルを下げている。

すでにクラブから解雇リストが発表され、残留が決まった選手は来期の年棒交渉を行っている傍らで行われる大会に集中できるだろうか。

勝ち進めば勝ち進むほどオフが先送りされ、ベスト4に残ればクリスマスが、決勝まで残れば元旦でさえ家族や恋人と過ごすことができない。
家族を祖国に残している外国人選手のモチベーションは決して上がらないだろう。

中断のなかったJ2のクラブも1回戦からの参加のため、リーグ戦の最終戦の次の週にはまた試合に出場しなくてはいけない。
それも環境の劣悪なピッチでアマチュアチームや学生相手にだ。
勝って当然、負ければアマチュア以下と言われる試合をリーグ戦で疲れ切った体に鞭打って臨まなくてはいけないのだ。

モチベーションが上がらないうえ、コンディションも悪い選手達が行う試合は決して面白くはならないだろう。結果的に試合のレベルは下がる。

元旦を国立で迎えることはサッカー選手として最高の幸せと言ったのは日産の元有名選手。
だがそれはJ開幕前の話し。もしこれ以上権威を下げたくなかったら日程を変更すべきだ。それも天皇陛下が直々にカップを渡せるような日程に。