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Making an ascent of J1

Date : 2000.12.28 00:41:30


J2のクラブがJ1に上がる唯一の方法。J2リーグで2位以内に入ること。 しかしJ2の選手がJ1でプレーできるようになる方法はもうひとつある。 J1のクラブに引き抜かれること。

去年は瀬戸が、今年は鳴尾がクラブから「本気でJ1に上がる意思」が 感じられないと不満を表している。プロ選手として所属先のクラブの 意向を確かめることは間違っていないし、鳴尾はそれだけの意見を 言えるだけの結果も残している。

しかし鳴尾も瀬戸も誰もが気付いているだろう。まだJ1に上がる段階ではない ということを。専用練習場やクラブハウスがなく、ようやく来年から ジュニアユースチームが創設される。観客数も多くなく、スポンサーだって 少ない。明らかに新潟はまだ地盤を固めている段階だ。

しかし現場である選手や監督は間違っても「今年はJ1昇格は狙わない」とは 言ってはいけない。J1昇格を狙うということは多くの勝ち点を奪うこと。 それは多くの勝利をつかむことであり、勝利を目指すことはプロ選手として 当然の義務である。

鳴尾が新潟のユニホームを着てJ1に上がりたいということで不満を 表してくれているなら、これほど嬉しいことはない。 しかしJ1でのプレーを熱望しての不満だったら話しは別だ。

どうしてもJ1でのプレーを望むならば、J1のクラブから引き抜かれるだけの 結果を残さなくてはいけない。もちろん移籍金の問題も含めてだ。 高額の移籍金を払ってでも獲得したい選手と思われるだけのプレーを 見せることができれば、希望通りJ1でプレーできるだろう。

しかし実際はどうだ。J2での日本人得点王。響きは悪くないがエメルソン との差は10点以上あった。注目された浦和戦で2回ハットトリックをした。 だがそれ以上のインパクトはなかった。播戸がもし開幕直後に骨折していなかったら。 それでも鳴尾は日本人得点王になれただろうか?

選手はクラブを踏み台にしてもかまわないと思う。それくらいの気持ちが ないと結果を残せないのではないだろうか。
クラブのために、ファンのために、そして自分のために
「J1昇格を狙って」
全力を尽くしてプレーして欲しい。