Our soccer
Date : 2001.01.03 00:45:03
今日は帝京長岡と星陵の試合をテレビ観戦。結果は残念ながら帝京長岡が
PK戦で涙を飲んだがなかなか良い試合だったと思う。
まず感じたことは星陵の技術の高さ。スタメンの11人のうち5人が
1年生だったが、1回戦でハットトリックを決めた#11田中は技術は
もちろんフィジカルも十分通用していた。体を入れ替えてのシュートもうまい。
北陸の中村俊輔という多分本人もあまり気に入っていないであろうあだ名を
つけられた#7新田も左足から正確なライナー性のパスを何本か通していた。
ただ新田は田中に比べ、フィジカルが弱く接触プレーで当たり負けする
場面が目立った。
両サイドの選手のセンタリングの質も非常に高く、特に右サイドバックの選手の
ボールを擦り上げるようなキックは曲って落ちるので対処しづらいはずだ。
個人が目立った星陵に対し、帝京長岡で目立ったのは組織。徹底して
カウンターサッカーを貫き、星陵が両サイドを深くえぐって攻め込む場面が
多かったのに比べ、帝京長岡はほとんどサイドに開かず中央へ速いボールを
送り込む。両サイドバックはほとんど上がらず、奪ったボールを少ない
人数で手数をかけずに一気にゴール前までもっていく戦術が選手全員に徹底されていた。
試合は前半半ばに帝京長岡が速攻から右サイドの選手がドリブル突破、
中央の選手があわせてこぼれたボールを上がってきた選手が押し込み、
最初のチャンスをゴールに結びつける。
さらに後半も速攻で中央突破、2人だけでゴールを奪い2ー0。試合の主導権を
握る。攻め込みながら点の奪えない星陵はスピードのあるスーパーサブ的
な選手をピッチに送るがまったく機能せず、監督はこの選手を下げて
別の選手をピッチに送る。
「後半20分からがウチのサッカー」と帝京長岡の監督が言っていたが
すでに2ー0の状況を作っており、帝京長岡の勝利が見え始めた。
星陵はセットプレーが強風に煽られ、ことごとくミスキックになってしまう。
しかし帝京長岡がDFラインの裏へ抜け出してGKとの1対1を外したあたりから
少し試合の流れがかわってくる。残り時間15分を切り、星陵は高さの
あるCBの選手を前線に上げるスクランブル体制でとにかく1点を狙う。
そして左サイドからフリーでグラウンダーのクロスがゴール前に送られ、
ニアサイドに入った選手がスルーし、中央の選手がフリーで押し込み、1点を返す。
ニアサイドの選手にDFが完全につられてしまっていた。
だがまだ1点勝っており、残り時間を考えればこのまま試合を進めることで
勝利をつかむことができたと思う。しかし帝京長岡はできなかった。
DFラインは明らかに下がり過ぎて、さらにサイドバックが中に絞り過ぎて
中盤、サイドに大きくスペースを作ってしまった。結果的に右サイドから
ロビングのクロスを中央でヘッドで合わされ、こぼれ球を押し込まれ、同点にされてしまった。
ただこの失点はGKが飛び出してパンチングできれば簡単に処理できた
プレーだっただけに非常に残念だ。もしパンチングできなくとも交錯すれば
星陵の選手のファールを誘うこともできたはずだ。
結局PK戦で帝京長岡は敗れた。後半20分からが自分達のサッカーという
監督の言葉が逆に選手に油断させてしまったのかもしれない。