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Pyramid

Date : 2001.01.04 01:12:39


今日、富山第一ー修徳との試合をテレビ観戦し、昨日の帝京長岡と星陵と合わせて これで北陸のチームを3つ見たことになる。去年ベスト4の富山第一は別格としても 星陵と比べても帝京長岡は技術面で大きく劣っていた。

選手権予選に出場する高校の数は新潟がダントツに多い。しかし量の割に 質がまったくともなわないのだ。

各年代揃って弱いのなら問題点ははっきりしている。優秀な指導者と施設の不足だ。 しかし小学校はともかく中学レベルでは、昨年の全国中学生大会では 新潟代表の小針中はベスト4に入っている。決してここまでは劣っていないのだ。

しかし問題はここからである。小針中のメンバーのうち、主力メンバーの多くがは県外の 高校へ進学しているのである。なぜか?県内の高校ではレベルアップが 望めないというのだ。もっとサッカーがうまくなりたいから県外の高校を希望している。

考えてみると現在の県内の高校の指導者で優秀だという噂を聞く人物はいない。 逆に指導者として向いていないのではないかという噂を耳にするくらいだ。

実際、ある強豪校の監督と話した際、指導者としてだけではなく、1人の人間として 問題があるのではと感じる人もいた。

つまりピラミッドの1部が欠けているのだ。中学から高校へ進学する際、県内の 高校へ進学してもサッカーが上達しないと判断されれば県外へ進学してしまう。

数少ない新潟県出身Jリーガーの中には県外の高校出身の選手が少なくない。 アルビの本間勲は千葉の習志野高校出身である。

新潟県の高校サッカーのレベルの上達をはかるならまず指導者の見直しから 始めなくてはいけない。今回、帝京長岡が県代表として選手権に出場できたのは 帝京長岡が技術的に優れていたからではなく、戦術的に優れていたことが大きい。 技術が高くなくても戦術がしっかりしていれば、ある程度の実力差は カバーできる。そして戦術の完成度は監督の力量に比例する。

帝京長岡はサッカーでは新鋭校である。新潟県内には新潟工業を筆頭に強豪と 呼ばれている高校がいくつかある。優秀な中学生が集まったのは新鋭校ではなく 強豪と呼ばれてきた高校であるはずだ。しかしその優秀な選手達を活かせなかった。 監督達は多いに反省すべきだ。そして勉強してもらいたい。 新潟県のサッカーのピラミッドの空白を埋めるためにも。