Player's stance
Date : 2000.11.06 00:32:54
もし、新潟に新しいサッカー場ができるとしたら、あなたはどんな要望
を出しますか?大半の人がカシマスタジアムのような屋根付きで
サッカー専用のスタジアムを望むのではないでしょうか。
もちろん、観客の立場からすれば雨が降っていても濡れずに観戦できる
屋根は非常に魅力的ですし、サッカー専用競技場ならではの臨場感は
仙台スタジアムや大宮公園サッカー場に行ったことがある人なら
必ず分かるはずです。
しかし、新潟市陸には屋根はメインスタンドの1部しかない上、
ピッチと観客席の間にはトラックがあり、選手との距離は非常に遠いのが現状です。
ちょっと視点を変えて選手の立場から考えてみると、これがまったく
逆になるのです。
その前に屋根と芝の関係について簡単に説明します。基本的に芝の育成に
必要なのは水と日光。水は屋根があろうとなかろうと関係ありませんが、
日光は非常に関係があります。日光を浴びなくては芝はちゃんと生長しないのです。
つまり芝の生長を考えるならば、最悪でも南側は屋根をつけずに
日光が入るようにしなくてはいけないと考えられてきました。
しかし、それでも駄目なようです。オランダのアヤックスのホームスタジアム
アレナ(もちろん屋根つきです)では芝の張替を年間10回以上も行いました。
ピッチに芝が正常に生長しているかどうかは選手のパフォーマンスに
直接的に影響します。芝がところどころ剥げて、ぼこぼこになっているようでは
スピード感あふれるパスワークを見ることは不可能でしょうし、
前線への放り込みを中心とした見ていてつまらないサッカーを
やらざるをえません。
そしてもう1つ。サッカー専用スタジアムであるということは
陸上用のトラックがないということです。
トラックがなければ、選手との距離は近付きます。それは声援が
選手に届きやすいと同時に物が投げ込まれたら選手に当たるだけの
距離しか離れていないということにもなります。
海外のリーグならともかくJ2ではそんなことはないと思う人も
多いかもしれませんが、すでにJ2でもピッチへ乱入して主審への暴行、
ペットボトルを中心とした物の投げ込みは行われています。
物がぶつけられるかもしれない、そんな状況で選手がのびのびと
プレーできるはずがありません。
お金を払うのは観客ですが、選手には最低限プレーに集中できる環境を
与えてあげたいと思っています。観客のためのスタジアムより
選手のためのスタジアム。雨に濡れず、選手を近くに感じながらつまらない
サッカーを見るよりは全然いいと思いませんか?