Spectators grow players
Date : 2000.11.28 01:10:37
観客が選手を育てる。一見、おごりとも取れるこの言葉だが間違ってはいない
と思う。言い換えれば観客次第で選手を成長させることも成長を止めることも
できるということ。観客は選手のパフォーマンスを一方的に受け取ること
しかできないわけではないと僕は思う。
観客は選手に環境を与えることができる。選手にとって気持ち良く
プレーできるような環境が作れれば、サポートということになるだろうし、
逆に選手にやる気を失せさせてしまう環境だってありうる。
プロ選手である以上、少しでも多くの観客の前でプレーしたいと思うのは
当然だろう。スタンドの空席はやる気を失う。幸いなことに新潟のチームカラーは
オレンジという膨張色なので、青などのチームに比べるとすこしだけ有利かも
しれない。
大きな声援も確実にやる気をあげる。そして選手をのせるような歌やコールも
やる気につながるだろう。逆に選手をのせられない歌やコールもあると思う。
一般の人が聞いてかっこ悪いと思った歌は選手自身もやはり嬉しくないのでは
ないだろうか。コールもただやればいいというものじゃなく、タイミングが
あると思う。例えば速攻されてるときは選手のコールをしてる場合じゃない。
個人ではなくチーム全体の、例えばアルビレックスコールとか、コールが
必要だと思う。あとは選手自身が良いプレーをしたと思った直後に、その選手の
コールがでたらその選手が嬉しく思い、やる気が増すと思う。ただ、難しいのは
そのタイミング。これはやはりサッカーを多く見て、そして実際サッカーを
やらないと分からない点が多いと思う。応援を引っ張っていく立場であるのは
ゴール裏であると思うし、各チームのゴール裏のサポーター主催によるフットサルが
急激に広がっているのも無縁ではないはず。サッカー選手気持ちが知る一番の近道は
やはり実際にボールを蹴ってみることだと思う。
ただ勘違いして欲しくないのが、サッカーをやったことのある人の意見が
正しいのであって、やったことない人の意見は間違っているというわけでは
ないということ。サッカーやったことない人の意見はサッカーやったことの
ある人が気付きにくい貴重な意見であると思う。サッカーやっていたか
どうかは視点が違うということであって、これに上下はない。
もちろん、環境はゴール裏だけじゃない。選手が入場してくるときに真っ先に
目に入るのはバックスタンドであり、聞こえるのはメインスタンドの声援では
ないだろうか。選手入場の時点でやる気をあげられたらこれに越したことはない。
そしてプレーにちゃんと反応が返ってきたら、それもやる気につながるんじゃ
ないだろうか。選手にもちゃんと見てもらってるという安心感を与えることが
出来る。反応もプレーに対しての正直な反応の方が良いと思う。失敗したら
ちゃんと批判する。それは次はちゃんとやろうというやる気につながると
思うし、良いプレーをした後に称賛されたらもちろんやる気がでてくるはず。
これは試合後も同じことで勝って嬉しいという意味でのアルビレックスコールと
負けて悔しい、でもよくやってくれたというアルビレックスコール。
過程は違う。でも結果は同じ。声の大きさは違うけれど負けたら負けたなりの
反応を示さないとそれはちゃんと選手に伝わらない。
誰でもそうだろうけど、本音で話さないといつまでも信頼関係は築けない。