Back still growing up

 1999年8月19日(木)19:00キックオフ
於 新潟市陸上競技場
アルビレックス新潟 対 ヴァンフォーレ甲府
 
GK #1 木寺 6.5
ハイボール、コーチングともに問題なし。ひざから上からのシュートの反応も素晴らしかった。しかし低いシュートへの反応が少し遅い。失点の場面は速攻だったのだから早めに後ろに下がってポジションを決めておくべきであり、あとずさりしながらでは横への反応ができない。

DF #2 木沢 6.5
今回は守備より攻撃を重視したプレー。攻め上がりの回数も多く、上がってからセンタリング、スルーパスなど使い分けてチャンスを作る。しかし、大きなサイドチェンジ、ロビング気味のパスの精度の低さが目立った。いままではキレると運動量が激減し、ほとんどボールにからまなくなることが多かったが今回はそこからプレーが良くなった。

#3 セルジオ 5.0
速攻が多い甲府の攻撃では空中戦がほとんどなく、CK以外はあまり目立たなかった。むしろ速いドリブルについていけないなど足の遅さが目立ってしまった。後半に1度見せた攻め上がりからのPK狙いのダイブなどセルジオらしからぬプレーが目についた。

#14 高橋 6.0
守備に関しては毎試合ほとんど波がなく、この試合も1度だけサイドで完璧に抜かれた以外はほとんどミスがなかった。速いドリブルにもうまく対処していた。しかし攻撃に関しては前線へのパスがほとんどなかったうえにボランチにパスをだすタイミングが遅く攻撃のスピードを遅らせる一因となった。

#12 中野 6.0
守備に関しては問題なし。攻撃はリカルドとの連係の悪さもあってパス交換から抜け出す場面が見られなかった。もともとドリブルで突破すタイプじゃないだけに、連係が悪いと攻め上がりの回数が少なくなる。
攻め上がったあとも中央へのセンタリングだけではバリエーションに乏しく、スルーパスや切り込んで右足でのシュート、低くて速いセンタリングなど変化が必要。

MF #22 秋葉 6.5
前半始めから攻撃への意識が高く、サイドバックへ好パスを供給。珍しくミドルシュートも放つ。守備は速攻を仕掛けられた場合に全力で戻り食い止める場面が多く見られた。瀬戸のポジションが高い場面が多かったため、1ボランチになる時間帯があったが無難にこなしていた。

#7 瀬戸 6.0
いつもより若干ポジションが高くより攻撃にからむ場面が多かった。惜しいシュートもみられたが枠にいかないことが多いのは問題。ポジションが高くなった分、サイドチェンジやミドルパスの回数が少なくなり、攻撃のリズムを変えることができなかった。鈴木のアシストとなったバックヘッドはスローインが入る前にうまく動いて自分がフリーになると同時に鈴木がフリーになるスペースを作ったファインプレー。

#6 水越 6.5
前節に引続き、豊富な運動量を生かして幅広く守備に貢献。特に木沢が攻め上がってからボールを奪われた場合、右サイドバックのポジションに入るか、ボールを持った甲府の選手にチェックにいくかの判断が良かった。攻めあがってからも突破のドリブルと味方の攻め上がるスペースを作るドリブルを使い分け、チャンスを作る。ただ完全に相手を振り切ってフリーにならないとシュートを打たないクセがあり、そこの修正が必要。

#9 リカルド 4.5
良い形でボールを持てなかったことも影響していると思うが、あまりにもボールにからむ回数が少なかった。中盤でボールをもらいにくる動きが少ないうえに守備に戻るスピードも遅く、かなり疲れがたまっている様子。CKもいまいち精度を欠き、ハーフタイムでの交代が適切だった。

FW #11 鳴尾 5.0
ボールをうけるための動きは良かったもののパス出しの遅れからチャンスを作れず。足元にもらってからキープのドリブルはいいのだが突破のドリブルがほとんど見られなかった。前半途中から運動量が落ちボールにからむ回数が激減。ほとんどの試合に出場しているせいだろうか。最近特にハングリーさがみられないことが多い。得意プレーがロングスローの選手ではないはず。

#17 鈴木 6.5
うまく休む時間帯を作って最後までキレのある突破でチャンスを作る。しかし右足でのフィニッシュに難あり。切り込んでからの折り返しも長すぎることが多いなど雑なプレーも目立った。ドリブル突破を狙い過ぎてボールを受けに中盤に下がってくることも多く、バランスがくずれる場面もあった。そのためDFの裏を狙うプレーがほとんど見られず。

#18 島田 5.5
交代して最初のプレーなどいいところに走り込みながら、ボールタッチが雑でゴールに結びつけることができないことが多い。また交代選手なのに運動量が少なく守備にほとんど参加しないなど不満が多い。

#4 柴 5.5
久しぶりの試合出場というわけではないのだが緊張していたのか、動きにぎこちなさが目立った。しかしプレーではほとんどミスがなく、無難にこなしていた。

#23 長谷川 5.0
緊張していたか全体的にプレーに積極性が感じられなかった。延長唯一のチャンスであったシュートは足ではなく頭から飛び込めば、枠をはずすことはなかった。

監督 永井 5.5
リカルド、セルジオの交代はもっと早くても良かったのではないだろうか。全体的に采配の遅れが目立った。甲府の速い攻めに関しての対処の仕方は決めてあったのだろうか。小瀬と同じく、カウンターでやられたことは大きな反省点。

〒〒〒
ご意見、ご感想がある方は アルビサポ まで