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 1999年9月11日(土)12:30キックオフ
於 新潟市陸上競技場
アルビレックス新潟 対 サガン鳥栖
 
GK #1 木寺 6.5
ほとんどシュートが来なかったので、評価しにくいが、少ないプレー機会の中でミスは見られなかった。コーチングもしっかりしていた。特に前節にやられたFKの場面で、しつこいくらいにマークの確認していたことを評価したい。

DF #2 木沢 6.5
初出場の式田のフォローに重点をおいてプレー。攻め上がりの判断もよく、丁寧にひとつひとつのプレーをやっていた。最初から最後まで集中力を切らすことなく、プレーできたのは大きな収穫。

DF #4 柴 6.5
得意の空中戦を中心に相手を完封。攻められてもシュートを打たせないディフェンスでゴールを死守。いままで多く見られたパスミスは見られなかったが、もうひとつの悪いクセである、ロビングのボールが来たときにフリーでトラップできる状態なのに大きくクリアしてしまい、相手のスローインにしてしまう場面がたびたび見られた。

DF #14 高橋 7.0
空中戦、マーキング、フィード、ほとんどミスなし。厳密には前半に右足で中野へだしたミドルパスが直接ラインを割ったことが1回あった。しかし、ラインコントロールが良く、何回かオフサイドを奪うことができ、セルジオ抜きでもある程度守れるところを見せた。

DF #12 中野 6.5
ケガが治り、2試合振りの出場。攻守のバランスのとれたプレーをあらためて評価したい。難を言えば中盤の左サイドの鈴木とコンビネーションが良くなく、オーバーラップが少なかった。後半はほとんど守りだけになっていた。特に評価したいのは前半に打ったミドルシュート。木沢が攻め上がってセンタリングして、左へ流れてきたボールを判断良くシュート。ワクは外れたものの、もしキープしようとして相手にボールを奪われたら速攻を仕掛けられる場面であり、状況判断力の高さが目立った。

MF #22 秋葉 7.0
最後まで献身的に中盤で守備。マンオブザマッチにも選ばれた。最終ラインに入ることなく、ディフェンスラインの前で相手の攻撃の芽をつむ。速攻をやられそうな場面では秋葉がダッシュしてきて相手の攻撃を遅らせたり、クリアしていた。また今まで以上に視野が広がり、パス回しにも多くからんでいた。ただ、シュートを打てる場面でもシュートを打たないクセはあいかわらず。

MF #7 瀬戸 6.5
CKやFKのときには相手ゴール前で、柴が負傷して治療している場面ではCBでプレー。どのポジションでも高いレベルでこなすことができ、また展開力にもすぐれている。ミドルパスやサイドチェンジで両サイドバックのオーバーラップを引き出していた。攻撃への意志も高く、ミドルシュートを多く打った。しかしワクにいかないことも多い。中盤からの飛び出しが少なかった分、スルーパスをあまり出せなかった。

MF #9 リカルド 6.0
いつもとは違い、中盤の中央のトップ下でプレー。何回かうまく前線へ飛び出し、チャンスを作った。しかしリカルド本人がシュートチャンスになるとシュートミスをしてしまう。相手のGKを良く見てループを狙うなど、落ち着いているのはいいが、たまには力強く打つことも必要。また攻撃のときに中央にこだわり過ぎて、攻撃のバランスがあまり良くなかった。

MF #24 式田 6.5
初出場ながら78分に交代するまで、及第点をつけられるプレーぶり。スピードのなさが目立ったものの中盤でのディフェンスや前線への飛び出しも良かった。シュートは打てなかったが、木沢とのコンビで何回か右サイドを突破するなどチャンスを作った。ただ、水越と比べるとまだまだ力(特にスピード)不足は否めない。

FW #17 鈴木 6.0
FW登録ながらポジションは左の攻撃的MF。何回も足を芝生にとられ、転んでいた。足元にもらってからのドリブル突破を狙い過ぎるあまり、前線への飛び出しがあまり見られなかった。ワントップとのコンビネーションも良くなく、プレーエリアが外に開き過ぎていて中野の攻め上がりを抑える形になってしまった。また、シュートチャンスでも自分で打たずにパスを出すなど、いつもの積極性がみられなかったのは残念。

FW #10 サウロ 6.5
決勝点となるゴールを決めたが、全体的にはあまり良くなかった。周りからのパス(特にロビング)が不正確だったこともあるがポストプレーが雑でボールを中盤につなげられなかった。無駄なファールや無謀なヒールパスは見られなかったが、中盤へのフォローが遅く、速攻ができない要因になっていた。

FW #23 長谷川 7.0
華麗なテクニックでドリブル突破を連発し、チャンスを作る。しかし、自分できめようという意識が低く、ゴールに近付いてもシュートより周りを捜してしまう場面が何度かあった。ボールキープできる技術は十分あるのだが、ワントップだったためパスの出しどころがなく、次回は中盤でつかってもらいたい。

FW #11 鳴尾 5.0
以前のハングリー精神が見られず、淡白なプレーが目立った。前線からのチェイシングが甘く、得点への意気込みもあまり感じられない。

MF #6 水越 ー
プレー時間が短く、評価できず。

監督 永井 6.5
新フォーメーション(4ー5ー1)や式田をスタメンでつかうなど大きく動き、結果を出した。しかし鳴尾投入くらいから全体的にディフェンスする際のポジションがあいまいになっていたが修正指示が見られなかったのは残念。

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