Back still growing up

 1999年10月2日(土)14:00キックオフ
於 新潟市陸上競技場
アルビレックス新潟 対 川崎フロンターレ
 
GK #20 吉原 ー
プレー機会が短すぎ、採点不可能。失点となったFKは壁の作り方、GKのポジショニングともに問題はなかった。このFKの際、手首を痛め、24分に木寺と交代。

DF #2 木沢 4.0
中途半端なポジショニング、ボールを奪われたあとの戻りが遅いなど集中してなかった時間帯が長かった。攻め上がってからのセンタリングも精度を欠き、ゴール前でパスを受けてもトラップをミスするなど悪い点が目立った。特にFKからゴール前に上げたボールが直接ゴールラインを割るなど全体的にプレーが雑。

DF #4 柴 5.5
前半は得意の空中戦を中心に守っていたが、足元のプレーを中心にときおり危ない場面があった。1対1でかわされそうになったり、マークをはずしかける場面もあった。1点目の失点となったFKは柴がマークを外し、フォローに来た水越が引っかけて取られたファール。後半途中からはセンターフォワードに入り、放り込まれるボールのポストの役割を担う。しかし、あくまでもポストに固執し、シュートが打てず。

DF #14 高橋 5.0
全体的にはよく守っていたが、後半途中に秋葉と2バックになってから、すこしミスがでてきた。3点目となった伊藤彰へのボレーシュートは高橋のポジショニング次第では止められたシーン。これはチームが同点に向かって盛り上がっているときだっただけに慎重なディフェンスが必要。4点目のティンガのゴールも高橋のクリアミスからの失点。試合終了まで集中力を維持することが今後の課題。

DF #12 中野 5.0
周りとの連係の悪さが目立った。特に左ボランチの筒井と左の攻撃的MFの鈴木との距離が近すぎてオーバーラップができず、左からの攻撃がほとんどできなかった。守備面でも指示の不徹底からマークがずれたり、判断ミスもあった。2失点目のティンガのゴールは中野とティンガとの競り合いからこぼれたボールを蹴り込まれたが、クリアを前に大きく蹴るのではなく、安全にサイドへ蹴り出す判断ができれば失点にはならなかった。

MF #22 秋葉 6.5
前半は中央のボランチとして相手にしっかりプレスをかけ中盤の守備をこなしていた。攻撃につながるパスも何回か見られた。後半途中からは最終ラインに入ったが、ここでも無難にCBをこなす器用さを見せた。

MF #7 瀬戸 5.0
右のボランチだったが、鈴木が左に張り過ぎて、右の攻撃的MFの水越が中央へひっぱられ、そのスペースを埋めるために中途半端なポジショニングをせざるをえなかった。しかし、結果的に選手間に適度な距離がうまれ、右サイドから何回かチャンスを作る。何回か攻め上がるシーンも見られたがフィニッシュが雑でシュートがワクにいかないのは大きな問題。めずらしく球際での弱さが目立ち、またそのボールを追いかけないなど、集中のきれている時間帯があった。

MF #8 筒井 5.0
左のボランチだったが、ポジショニングが最悪でチェックでボールを奪っても攻撃に展開できない。鈴木に預けたあとの走りだしがなく、結果的に鈴木が孤立してキープしているところを削られる場面が何回もあった。また、ボランチのポジショニングに固執しすぎて攻め上がりがほとんど見られなかった。

MF #6 水越 5.5
右の攻撃的MFだったが、中央に寄らざるをえないことが多く、後半は攻め上がりっぱなしだった木沢のフォローで右サイドバックに近いところのポジションになった。全体的に運動量が少なく、攻め上がりもあまり見られなかった。ときおりドリブル突破をみせるもののシュートが打てず。

MF #17 鈴木 5.0
周りのフォローが悪かったことと相手のファールまがいのチェックをさしひいても持ち過ぎも場面が目立った。相手が狙っているのだから簡単にさばくプレーも必要。ドリブル失敗でみずからのリズムを崩し、ほとんどいいプレーが見られなかった。

FW #18 島田 4.5
ワントップである以上、ポストプレーが雑では話しにならない。ポストだけでなくシュート、トラップなどあらゆるプレーが雑だった。また、中盤へのフォローも遅く、相手DFへ競り負ける場面が多く見られるなど、ほとんどいいところがなかった。

GK #1 木寺 5.0
吉原の負傷で急きょ24分から出場。まず2点目のシーンだが、飛び出すときに体を倒すのが早すぎて上を抜かれている。後半途中から2バックとなり、DFラインの裏のスペースが大きく、木寺が飛び出す場面が見られたが1度、クリアミスがあった。飛び出してからのミスは即失点につながるという意識を徹底してほしい。3点目はGKとしてはしょうがないが、4点目のシーンは飛び出すタイミングが遅かったうえに走り出すコースも悪かった。

MF #24 式田 6.5
筒井に代わり、58分から出場。中盤を走り回って相手へのチェック、前線への飛び出しなどよくやっていた。雑なプレーも減り、少しながら安定感もでてきた。唯一の得点となった場面もワクを外さずよく詰めていた。

FW #11 鳴尾 7.0
62分に中野と交代。ピッチに入ってからしつようにボールを追いかけ回し、ゲームの流れをかえる。得点の場面もロングパスをうけてから相手DFをかわし、シュートはポストに当たったが、相手にユニホームをつかまれていなければポストではなく、ゴールになっていたはず。ほかにも1対1の場面で勝負にいく場面が多く見られ、劣勢のチームに流れを引き寄せるという交代選手の役割を果たしていた。

監督 永井 6.5
結果的には1ー4というスコアになったが、いままでには考えられなかった攻撃重視の采配を評価したい。負けてしまえば0ー1でも1ー4でも同じだった以上、監督の采配は責められない。ただ後半最初からの選手交代は考えられなかったのだろうか。

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